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オール電化にリフォームする際に一緒に購入される人気のエコキュートですが、実際はどれくらいの期間使えるのか知っていますか?

 

エコキュートは省エネで日々の電気代はガス給湯器より安くなると評判ですが、初期費用は少しかかります。決して安くない買い物なので計画的に購入したいものです。

 

今回はエコキュートがどれくらいの年数使用できるのかをパーツ別に詳しく見ていきたいと思います。また、より長くエコキュートを使用できるようにするためにはメンテナンスが必要です。エコキュートのメンテナンスのポイントも合わせてご紹介いたします。

エコキュートの耐用年数


画像引用:パナソニック

エコキュートの寿命・耐用年数

エコキュートの耐用年数について、各メーカーは10年~15年としています。15年以上使用している人もいて、実際に耐用年数を超えても使用はできるのですが、機械の劣化に伴い電気を無駄に消費するようになってきます。

 

エコキュートにする利点は月々の電気代が安いところなので、耐用年数が近付いてきたら買い替えを検討してもいいと思います。

経理上の法定耐用年数

耐用年数の中には法定耐用年数というものがあります。エコキュートを会社などで購入して会計処理をする時に使用する年数で、エコキュートの法定耐用年数は6年です。

 

法定耐用年数は、エコキュートを減価償却する時に使用する年数で実際に使用できる寿命の期間とは異なります。ネットで、「エコキュートの耐用年数」と調べると法定耐用年数について書かれているページもヒットします。寿命と法定耐用年数には違いがあることを知っておきましょう。

その他家電の耐用年数との比較

他の家電の寿命はいったいどれくらいなのでしょうか。新築やリフォームのタイミングですべてオール電化にしたり、同時に購入すると、寿命が同じぐらいの家電だと同じタイミングで次々に使えなくなってしまいます。

 

家電の買い替えのタイミングは寿命と合わせて調節した方が急な出費を抑えられます。

冷蔵庫

冷蔵庫の寿命は8~10年とされていますが、寿命以上に使える機種も多く15年以上使用している家庭も多いです。

エアコン

エアコンの寿命は7~10年と言われています。

テレビ

テレビの寿命は6~7年と言われています。

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターの寿命は10年です。エコキュートと同時にIHクッキングヒーターを導入する家も多いと思います。

 

エコキュートが早めに使えなくなってしまうと同じタイミングくらいに交換になる可能性があります。

太陽光発電パネル

太陽光発電パネルは30年ちかく使用されています。他の家電のように頻繁に買い替える必要がないので、一生ものとして購入できると言えます。

貯水タンクの耐用年数

エコキュートは各部位ごとにどれくらい使用できるか耐久試験が行われています。

貯湯タンクユニットとは

エコキュートは夜の電気代の安い時間にお湯を作ることで電気代を節約できる給湯器です。夜に作ったお湯はタンクに溜めておきます。一日で使用する量を溜めておくので家族の人数が多いほどタンクのサイズは大きくなります。

貯湯タンクのサイズ

2~4人家族/対応タンク容量:180~370L
3~5人家族/対応タンク容量:370~460L
4~7人家族/対応タンク容量:460~560L

貯湯タンクの寿命

貯湯タンクの寿命は10年~15年と言われています。貯湯タンク自体は、悪い水質で使用していなければエコキュートの中では比較的長く使える部分になります。

貯湯タンク周辺の循環回路の寿命

貯湯タンクよりも周りの水を循環させる回路の方が寿命は短くなります。この部分が故障した場合、一部修理する必要が出てくるかもしれません。1日8時間使用した場合で計算した各回路の寿命になります。

 

・減圧弁(貯湯タンクユニット内の圧力を下げる部分)……8年
・逃し弁(貯湯タンクユニット内の高まった圧力を逃す部分)……8年
・給湯ポンプ……5年
・流量調整弁(お風呂のお湯を量を調節する部分)……8年
・給湯熱交換器……8年

ヒートポンプの耐用年数

ヒートポンプユニットとは

ヒートポンプユニットとは、大気に含まれている熱エネルギーを取り込み、圧縮することでお湯を沸かすことができる部分です。エコキュートはヒートポンプの仕組みのおかげで少ない電気で大きな熱エネルギーを生み出すことができるため、省エネな電気温水器です。

 

ヒートポンプユニットの寿命

ヒートポンプユニットの寿命は5年~15年と言われています。機械が密集している部分となり、エコキュートの中でも寿命が短い部分になります。故障が起きた時はヒートポンプユニットが原因となることが多いです。

ヒートポンプ周辺の回路の寿命

ヒートポンプユニットは大気を取り込む送風機、取り込んだ熱エネルギーを冷やしてエネルギーに替える冷媒部分、水の循環回路、電気回路とたくさんの回路が合わさって構成されています。ヒートポンプユニットの各回路の寿命も1日8時間使用した場合で計算しています。

 

<送風機>
・ファンモーター……10年
<冷媒>
・圧縮機……12年
・電動膨張弁(冷媒を減圧して低温低圧する部分)……15年
<水の循環回路>
・循環ポンプ……15年
・凍結防止切換弁……8年
・流量センサー(水の量を測定するセンサー)……8年
<電気回路>
・インバーター(ヒートポンプのモーターの回転数を制御する部分)……12年
・パワーモジュール(電力を制御する部分)……8年

寿命を伸ばすためのメンテナンス


エコキュートを長く使うポイントは、日々のこまめなメンテナンスと使用上の注意を守ることです。

貯湯タンクユニットの使用上の注意

貯湯タンクは通常通り使用していれば長く使える部分ですが、水質が合わないと劣化を早める可能性があります。通常タイプのエコキュートは「温泉水」「地下水」「井戸水」「硬水」で使用できないようになっています。

 

通常の水道水と異なる成分ではタンクや配管の劣化を早めてしまう場合があるだけでなく、製品保証期間内でも無料で修理してもらえなくなる可能性があります。

 

また、入浴剤も使用できるメーカーが限られています。お湯が濁るようなとろみのあるタイプの入浴剤はエコキュートとの相性がよくありませんので使用しないでください。

 

入浴剤の成分がお風呂に残っていると、配管内に湯垢などがこびりつく原因となり湯量センサーなどの故障の原因になってしまいます。

貯湯タンクユニットのメンテナンス

年に2~3回、貯湯タンク内の水をすべて抜いて水をすべて入れ替えましょう。タンク自体はステンレス製なので雑菌などの繁殖の心配はありませんが、お湯が循環しているうちに不純物がタンクの底に溜まっている可能性があるので、水を抜くことで清潔な水質を維持することができます。

ヒートポンプユニットの使用上の注意

ヒートポンプユニットは大気を取り込んで稼働します。空気を取り込む送風機の周りには物を置かないように注意しましょう。

 

植木鉢や自転車などを送風機の前に置いてしまうと空気を効率的に取り込めず、長くその状態で使用していると故障にもつながります。また、大雪が降って積もったときも送風機の周りの雪かきも忘れず行いましょう。

ヒートポンプユニットのメンテナンス

長期間使用しない時はタンクの水を抜き、電源を切るようにしましょう。また、貯湯タンクのメンテナンスのタイミングで電気系統の点検も行いましょう。

 

エコキュートの説明書の定期点検のページに定期点検する場所が載っているので参考にしてください。そして、数年に1度はプロによる定期点検をしてもらいましょう。素人ではわからない劣化を早めに見つけて修繕することも、長くエコキュートを使うためのポイントです。

 

エコキュートを長く使おう

エコキュートの寿命は10年以上ですが、やはりパーツによっては10年も使用できない部分もあります。消耗の早い部分は交換・修理しながらになるでしょう。

 

エコキュートを少しでも長く使用するためには使用方法を守り、劣化を早めないようにすることが大切です。エコキュートの寿命分は使用できるようにしましょう。

 

しかし、大切に使用して15年以上使えたとしても、買い替えを考える必要はあります。やはり長く使用しているとエコキュートは購入当初より衰えています。

 

エネルギー効率が悪くなっている可能性がありますので、エコキュート自体が壊れていなくても日々の電気代や水道代が高くなっているようでしたら、一度買い替えの検討をしてもいいタイミングかもしれません。

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