長年住んでいるとお家の外壁塗装が気になってきますよね。特に色は関わってくる面積も広く、色でそのお家のイメージや印象が決まってくるので外壁の色はどうでもいいわけではありません。
色と一言で言っても様々な色があるので迷ってしまうと思います。今回は人気の色、選ぶ際の注意点や知っておいたほうが良いことをまとめていきたいと思います。
これから記載していく注意点を気にしつつ、外壁塗装の色を楽しく選んでいきましょう。
外壁塗装の色選びの前に事前に確認しておくこととは?
周りのお家との外壁色の違いを確認
周りの家の色味を考え、調和させるのか、あえて同じにならないようオリジナリティのある感じで目立たせるのか決めましょう。また、商業地や景観保護エリアなどの地域性や使えない色があるかどうかの確認もしておきましょう。
家族でイメージを決めておく
色選びに失敗してしまうと今後10年後悔することになってしまうので、失敗を避けるために、色やデザインをはじめとして業者選びなど細かいところまでしっかりと家族で意見を合わせて決めておきましょう。
また、外壁塗装をどこまで依頼するのかをよくご家族と話し合いましょう。例えば、屋根塗装はどうするのか、雨戸やシャッターなどはどうするかなど、どこまでの範囲を依頼するのかを事前に話し合い決めておくと塗装工事をスムーズに行うことができます。
現在の状態を把握しておく
家族との話し合いで工事を依頼する範囲が決まったら、その部分を全て写真に撮っておきましょう。
外壁塗装業者によっては、工事前と工事後の撮影をするところもあるようですが、ご自分でも撮影された方が安心できると思います。撮影しづらい屋上や屋根、床下部分などがあれば、工事前に業者に依頼しましょう。
図面を準備しておく
トラブルになってしまったという場合も、対応や回避をできる可能性が高くなりますので住宅を建てた時の建築図面を準備しておくようにしましょう。
もし図面が見つからないという場合は、購入した際に仲介してもらった不動産会社に相談してみるといいでしょう。
色々な光で確認する
室内の蛍光灯だけでなく、外の太陽光でも確認しましょう。また、朝、昼、夜それぞれの色味を見てみましょう。
人気色や流行色もチェック
色選びに迷ったときは、人気色や流行色もチェックしてみましょう。主にホワイトカラーが人気のようです。落ち着いたカラーにしておくと、穏やかな印象を与えることができ周辺のお家との色の調和がとれます。
外壁塗装で人気の色はなに?
ここでは、屋根色と外壁塗装の人気のカラーコーディネートを紹介していきたいと思います。
ブルー系の3色でシンプルスタイル
まずおすすめなのは、紺に近い濃いブルーとグレーのような淡いブルー、白に近いライトブルーのブルー系3色の合わせです。落ち着きのある濃いブルーは屋根に、そして薄いカラー2色を1階と2階の外壁にもってくることで、落ち着いたシンプルで上品な印象になります。
明るめカラーでポップスタイル
赤と薄いピンクとベージュ系カラーを合わせ、濃いめのカラーを屋根に、そして薄いピンクとベージュ系カラーを外壁にもってくることで、明るい印象の大人なポップなスタイルに仕上がります。
ブラックとブルーでモダンスタイル
ブラックとホワイトと薄いブルーを合わせ、ブラックを屋根に、そしてホワイトと薄いブルーを外壁にもってくることでモダンなスタイルに仕上がります。
ホワイトや淡い色で大きく見せる
外壁にベージュや白などの明るく淡い色をもってくることで、家を大きく見せる効果があるといわれています。またサッシのカラーを選ばず、洋風でも和風でもにまとめやすい色です。
王道のホワイト系カラーは人気
ランキングの上位や実際の周りのお家の外壁をみてみると、ホワイト系のカラーやクリーム系の優しい色が人気のカラーだということがわかります。
どのカラーにすればいいか迷っていて意見がまとまらない場合などは、人気なカラーでもあり、お家を明るい印象に見せてくれるホワイトカラーやクリーム系のカラーにするとカラー選びに置いての大きな失敗は防げるでしょう。
また、色というのは大きな面積になるとより明るい色に見えますが、暗い色はより暗く見えてしまうので失敗の原因となるので注意しましょう。
失敗しない為に注意しておく点とかはあるの?
契約前に確認
外壁塗装を行う際、外壁や屋根の塗料が剥がれてしまった場合、基本的には保証される仕組みとなっています。契約する前に保証の有無や、保証年数はどのくらいの期間なのかをきちんと確認してから業者と契約をかわすように注意しましょうね。
カラーサンプルは大き目で作ってもらう
色の与えるイメージは面積の大きさによって変化します。そのため、実際の外壁の色味と小さなサンプルから得ていたイメージとは違っていたということがおきてしまうかもしれません。
そのようなミスを避けるために、A4サイズ以上の面積で確認しましょう。具体的にこのカラーにしたいと思う色を数種類まで絞ることが出来たら、塗装店にお願いして、大きいサイズのカラーサンプルを作ってもらいましょう。
塗装店ではなくメーカーが作ってくれる場合もあり、1週間ほど期間がかかる可能性があります。
もし大きめサイズのカラーサンプルを作ってくれなかったり、カラーサンプルは有料と言われた場合は、小さいサンプルだけでは判断がつかないと思いますので、その業者さんは選択肢から外しましょう。
見積もりは複数の業者に依頼する
1社に見積もりを依頼してそのまま契約する人もいると思いますが、それでは依頼した業者が本当に良い会社なのかわからない部分もあると思います。見積もりが相場価格なのか、高いのかについても判断することができなくなります。
塗装を行う場所と、色や素材など含めて、どのような塗装を行いたいのかをはっきりしておきましょう。
その上で複数の業者に見積もり依頼をすると、外壁塗装工事の価格比較もでき、相場もわかるようになります。
主に、塗装を行っているのは、家を購入したハウスメーカー、工務店、リフォーム会社、塗装専門業者があります。外壁塗装工事を業者などに依頼する際は、まず複数の業者に見積もりを依頼しご家庭に最適なところを選びましょう。
近隣のお家とのバランスを考える
向こう三軒両隣という言葉のように、向かい側にある家、そして両隣の家の色を確認しましょう。そして自分の家を塗ったときに違和感の少ないバランスのとれた色にする必要があります。
また、その他にも家があるところが住宅街か、商店街か、などによって左右される場合もありますので、どのような色にするか考えましょう。
また、塗り替えを決めたら、気になるお家などをチェックして、できるだけたくさんの物件を見て希望のイメージを考えておきましょう。
色々な光で確認する
色選びの際、気に入った色など複数の色見本をチェックすることになるでしょう。似たような色味は全て大きいめサイズを業者に借りて比較しましょう。
また、蛍光灯の下と太陽光の下では見え方に違いがあります。蛍光灯は青の波長を多く含んでいるので、実際に外で見た時との印象の違いが生じます。
室内の蛍光灯だけではなく外の太陽光で確認しましょう。朝、昼、夜でも印象が変わってきますので時間ごとに外で確認してみましょう。
実際の現場を見せてもらう
見本や、カラーサンプルで、気に入ったカラーがあった場合は、自分が気に入ったカラーを塗ったお家を見本として見せてもらうようにしましょう。
すでに塗装が終わっている現場はその業者の実績でもあるので、実績にやましいことがある場合は見せてもらえないときもあります。現場を見せたくないような態度を見せる業者は信用できないと判断して良いでしょう。
実際に見せてもらえた場合は、汚れの有無、塗料の飛び散り、色あせ、期待耐用年数と劣化の進行度の比較、塗りむらや塗り残しなどを確認しておきましょう。
カラーシミュレーション
コンピューターの性能が上がるにつれて、カラーシミュレーションという機能が簡単にできるようになりました。実際にお家の写真を撮影し、それを彩色と加工して、塗りかえ作業をおこなったように見せる加工ですが、あまり使用しないほうがいいという声もあります。
色選びに使用する場合は、あくまで参考程度にとどめ、実際に自分の目で塗装を見て判断し決めましょう。
外壁塗装の色は自分の目で確認するようにしましょう
今回は外壁塗装の人気の色、色を選ぶ際の注意点などをまとめてきました。カラーと一言で言っても、同じような色も含めたら数えきれないほどの様々な色があり、どのカラーを選べばいいのかわからなくなってしまいそうですよね。
色はその面積によって人に与えるイメージが大きく変化するので、洋服を選ぶ時と同じ感覚で塗装の色を決めてしまうと、外壁は面積が広い分想像以上に派手なものになってしまったり、逆にあまりにも地味すぎてしまったりするので注意しましょう。
これからまた、長期間住むことを考えると、適当に考えてしまうと後悔してしまうかもしれません。周辺のお家や地域性なども考えつつ、好きなテイストやイメージをご家族と考えておきましょう。