2001年から販売が開始され、現在では500万台以上も普及している「エコキュート」。導入を検討されている方は決して安い商品ではないことをご存知かと思います。
エコキュートの仕組みとして、空気の熱を利用しヒートポンプという技術でお湯を沸かすので、ガスを使用しない、そして毎月掛かる電気代を安く抑えることができます。
この点から販売開始当初からとても人気があり、節電やエコ活動の意識がさらに高まっている現在でも導入を検討している方たちが増えているのです。
本記事では、そんな人気のエコキュートを導入する際の費用、取り換え工事費用、メリットデメリットなどをご紹介していきます。
目次
エコキュートの取り換え価格相場とは
エコキュートの取り換え価格相場 | |
商品費用 | 200,000円~500,000円 |
工事費用 | 150,000円~200,000円 |
価格変動の要素はなに?
「エコキュート」と単に言っても、その種類は様々で、機能なども本体によって異なります。また、容量や形のタイプ、水圧のタイプによっても金額は変わってくるのです。
エコキュートの機能について
フルオート
全自動でお湯はり、保温、追い焚きのシステムが搭載されているタイプ。
オート
自動でのお湯はりには対応、保温や追い焚きはできないタイプ。
給湯専用
自動ではなく、手動でお湯はりのみができるタイプ。
薄型タイプと角型タイプ
設置スペースにゆとりのできる薄型タイプや、角に設置する用の角型タイプがあります。エコキュートを導入する際、屋外にヒートポンプユニット、貯湯ユニットを設置する必要があり、その離隔は決められています。
メンテナンスをする際にもそのスペースは重要になってくるのですが、薄型であれば十分に確保できるというメリット、場所の環境によっては角型が便利という場合もあります。
容量によっては対応していないタイプもある
大容量のエコキュートの場合、メーカーによっては薄型タイプや角型タイプに対応していない場合もあります。きちんと事前に確認しておくようにしましょう。
高圧タイプとパワフル高圧タイプ
エコキュートを導入している方の中で、あまり良くない評価と言われているのが水圧に関してです。
この高圧タイプは、その水圧の問題を解決したタイプになり、水の勢いはとても良いものとなっています。もちろん水圧が強い分、通常タイプのエコキュートよりはエコとは言えません。
エコキュートの容量について
一般的な容量として、370リットルと460リットルのタイプがあります。前者は2~4人家族向け、後者は4~5人家族向けと言われています。
さらに大容量となると550、560リットルというタイプもあります。家族の人数によって容量を選ぶようにしましょう。
工事は必ず必要なの?
まず一番知っておかないといけないことは、エコキュート導入の際には必ず基礎工事が必要になってきます。
ユニット等を運ぶには2~3人が必要となりますので、搬入経路の確保、そして先程も説明したユニットの設置場所の環境も確認する必要があります。
スペースが狭い場合は隣りの家などにも配慮し、適した離隔基準で設置するようにしましょう。
新規での導入の場合
ガス給湯器からエコキュートのような電気給湯器にし、オール電化を検討している家の場合はガス閉栓の工事が必要になります。
また、各家庭によって異なりますがエコキュートの専用回路配線の有無の確認も必要になってくるので、状況によっては分電盤の交換や新設も必要になってくることを覚えておくようにしましょう。
まずは見積もりを取って専門業者へ相談を
エコキュート本体の価格、設置に関する工事費用は決して安くはありません。安く抑えるポイントとしては、希望の機能を重視し、メーカーは専門業者に提案してもらうことです。
業者に見積もりを依頼する際は、1つの業者だけでなく、複数の業者に依頼し見比べ検討するようにしてください。
毎日の暮らしをさらに充実させる為に、エコキュートはとても重要になってきます。これからのことも考え、オール電化も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
[mw_wp_link]