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消火器を使用したことがなくても、恐らく職場や学校の防災訓練などで一度は手にしたことがあるかと思います。またマンションやアパートなどの集合住宅にもほぼ必ずと言っていいほど設置されています。

 

消火器は昔からある最もポピュラーな防災グッズですが、みなさんは消火器の値段や価格は果たしてご存じでしょうか

 

ほぼ毎日目にしてはいますが、建物の備品として置いてあり火事や火災といった非日常的なことが起こった時にのみ使用するものですから、購入する場合の価格を考えることは恐らく少ないのではないのでしょうか。

 

今回はその消火器の価格についてご紹介いたします。日頃ほとんど使用しないものでも、いつ何処で火災があるかわかりません。

 

個人的に購入する機会は少ないにしても、各建物によっては設置の義務があるところも多く存在するため知っておくことも必要です。

消火器の値段、価格相場はどのくらい?

そもそも消火器は一体どこで販売しているのでしょうか。一般的に消火器をお店に買いに行く機会はほぼないといってもよいでしょう。

 

何故なら住まいには備品として設置されていることが多く、消化器を使用せずに在庫がある限りは購入の必要はありません。

 

消火器は一体どのような場所で販売され、どのようにして手に入れたらよいのでしょうか。また、その価格はどれくらいでしょうか。

消火器の販売場所

ホームセンター

店舗で購入する場合に最もポピュラーな販売店はやはりホームセンターではないでしょうか。身近なホームセンターを探して足を運んでみましょう。

 

店舗で購入する場合の利点は実際にモノが見られるという点です。品数も一種類ではないので多数の商品を見比べることも可能です。ただしホームセンターでの消火器の販売価格に関しては一概に安値であるとは言い切れません。

 

またその場で購入する場合は、重量のある消火器を持ち帰らなければならなくなるので、自動車等でお買い物に行かれるか自宅まで発送してくれるお店であれば発送をおすすめします。

インターネット販売

今やインターネットで買えないものはないとも言われています。amazon等のネット販売ショップが有名ですが、気になったら一度検索してみると良いでしょう。

 

店舗で購入するよりも安値のものがみつかる可能性も高く、商品も発送されるので持ち帰りの必要もありません。

 

ただし、実際に商品を見て購入することができないため、いざ品物が届いて見るとイメージした商品ではないということもあることと思います。

その他の購入手段

あまり知られていないと思いますが、地域の自治会や消防団が宣伝や販売を行っている場合もあります。その場合の価格は意外と高くついてしまうという難点もあります。

 

また消火器の訪問販売を実施している業者もあります。ただし消火器の価格は一般的に知られていないため、必要以上の高値で販売されているという例もあるようです。

 

消火器を購入する場合は、事前に下調べを行い、ある程度の知識を持った上で購入することをお勧めします。

消火器の種類と値段

続いて消火器の種類と価格をご紹介いたします。一概に消火器といっても大きさも用途も様々です。その時の用途に合った消火器を購入できる様に知識を持っていることも必要です。

住宅用消化器

インターネット販売などの安いもので3,000円から5,000円で購入できます。自治体などの斡旋での購入となるとやや高値になるようです。

 

使用期限はその種類によっても異なりますが、約3~5年と定められている様です。

業務用消化器

業務用の場合は価格が一定ではなく、安いものなら数千円、高いものになると数十万円にもなるそうです。

 

使用期限はおおむね10年とされています。ただし住宅用でも業務用でも、使用期限に関わらず消化器本体に劣化や腐食等が見られたら直ちに交換しましょう。

悪質な訪問販売には注意!

消火器の販売において、とても残念な事例があることもお伝えしなければなりません。消火器の訪問販売や、点検を装った詐欺の被害も各地で多発しているという事実です。

 

その手口は、消防署員を装おって自宅に訪問して「消火器の点検」を行い、「使用期限が切れているから交換の義務がある」という文句を並べて高額な消火器を売り付けるといった様なものなどです。

 

そこで覚えておいていただきたいのは、消防署や役所は自宅に消火器を持ってきて販売するようなことはまずありません。また住宅用消火器には点検の義務はありません

 

ですから上記の様な理由で消防署員が訪問してきた時は、まずは詐欺を疑って下さい。身分証等の提示を求め、誓約書にサインや捺印はしないように注意してください。

消火器の種類はどのくらいあるの?

お話ししてきたとおり、消火器にも様々なものがあります。大きいものから小さいもの、中身も粉のものからガスのものがあります。それらの消火器は一体どのような用途で使われているのでしょうか。

火災の種類と内容物の種類

業務用の消火器を手にとってよく見てみると「A」「B」「C」の文字があるのがわかります。その意味も含めてご紹介していきます。

火災の種類

普通火災(A火災)

紙や木材、繊維などが燃える火災のことを指します。

 

油火災(B火災) 

石油、その他の油類が燃える火災を指します。

 

電気火災(C火災)

漏電など電気設備が原因で起こる火事を指します。

中身の薬剤の種類

粉末系消火器

細かい粉末により火勢を抑え込んで消化します。ただし浸透性がないため可燃物によっては再燃します。放射時間は短いので火元に狙いを定めて的確に消化しましょう。

 

水系消火器

粉末系よりも浸透性が高く再燃性は低いです。放射時間も長めです。

 

ガス系消火器

火元に入り込んで窒息効果で消化するタイプです。ガスなので建物を汚染する心配もありません。

加圧式消火器と蓄重圧式消火器

大きく分けると住宅用消化器と業務用に分かれますが、また他に加圧式と蓄重圧式の2種類があります。

 

加圧式消火器

炭酸ガスを発生させ急激に圧力を加えることで放射する仕組みになっている消火器です。

ただし、一度レバーを握ると消火剤がなくなるまで放射が止められなかったりレバーが固く手握りにくい等の難点があったばかりか、破裂事故等が起こった事例もあったため、全てのメーカーが製造を中止しました。

 

住宅用消火器

蓄重圧式消化器という誰でも簡単に操作できるものを使用しています。蓄重圧式というのは消化器本体にあらかじめガスを蓄圧していて、レバー操作によりバルブを開き消火剤を放出する仕組みになっているものです。

 

そのためレバーを離せば放射が止まります。またレバーも握りやすく放射後の反動もほとんどありません。

 

ただし加圧式と比べるとコストが高くなり消火薬剤の詰め替えにも時間がかかるという難点もあります。大きさは、小さいもので約2kから大きいものでも3k弱のものになります。

 

業務用消化器も今やほとんどが蓄重圧式を使われることが多くなっています。ちなみに業務用消火器は法定により設置の義務が定められています。

 

また半年に一回の法定点検の実施義務があります。また中身の詰め替えが可能で、消防法により設置義務のある建物には住宅用消火器は設置できません。

消火器を購入した後の点検は義務!

さりげなく目にしている消化器ですが、実は定期的に点検する義務があることは皆さんはご存じだったでしょうか。

 

消火器は日常的に使用するものではないため、そういった意識がないとその存在すら忘れてしまうこともあります。しかし消防法での防火対象物にあたる物件などでは「設置の義務」「点検の義務」、更に「報告の義務」が発生します。

 

報告を怠ったり偽ったりすると、場合によっては30万円以下の罰金を課せられることもあるのでそういったことを知っておくことも大切です。

消防法による設置と点検の義務

消防法で消化器の設置が義務付けられる物件は具体的に決められています。大まかに紹介しますと以下の通りになります。

 

延面積150㎡以上の建物(飲食店、宿泊所、診療所等)、延面積300㎡以上の建物(小中学校、高校、大学、図書館、博物館等)、それ以外の建物(一定数量以上の危険物を取り扱う建物等)です。また、この中でも防火対象物はさらに選定されています。

 

防火対象物では有資格者の点検が義務付けられます。それ以外の建物は有資格者でなくても点検できます。消防法では6か月に1回の点検が義務付けられています。

 

点検後、消防署への報告書の提出も義務付けられています。提出期限も建物の種類によって細かく設定されています。

消火器点検の諸費用

6か月に1回の点検が必要なので、年に2回の点検は必須となります。その度に当然費用は発生しますが、消化器のみならず感知器や避難器具、誘導灯などの消防設備全般の点検になることが多いです。

 

点検費用はその場所によっても異なってきます。また点検前の「お知らせ」等の発行などで追加料金が発生する場合もありますので、事前によく確認しておく必要があります。

 

点検費用の一例は以下の通りです。

延床面積1,000㎡未満の建物はビルや施設等で35,000円等、集合住宅等で30,000円です。延床面積2,000㎡以下のビル等で40,000円、集合住宅で35,000円、延床面積2,000㎡を超える場合は別途の見積もりになることが多いです。

消化器の点検内容

6か月に1度義務付けられている点検には項目があり、最低その項目の内容が含まれていなければなりません。ここでは最近主流となっている蓄圧式消化器の点検項目を紹介します。

 

①使用期限は過ぎていないか。

②ホースにひび割れはないか。

③全体に変形異常はないか。

④安全ピンは付いているか。

⑤圧力ゲージの圧力が規定値内にあるか。

⑥容器に錆や変形はないか。

⑦キャップは緩んでいないか。

 

消化器の製造から5年超過すると毎年上記の点検を行う必要があります。ここで挙げた点検内容のうち、専門家ではなくとも気がつく項目も多いと思います。

 

なので業者が行う点検のみに頼らずに日頃から目にかけておくことも大切なことではないでしょうか。

消化器は生活必需品であることを忘れずに

火事や火災は非日常的なことだと思われがちですが実際には些細な事でも起こることです。火事とは無縁の生活を送っていれば消化器等の防火設備にはほとんど関心を向けない方も多いのではないでしょうか。

 

しかし些細なきっかけで実際に火事が起こってしまった場合を果たしてイメージ出来るでしょうか。

いざ火事が起こってしまった時に混乱することのない様に普段から消火器の場所は把握しておきましょう。

 

そして出来れば、使用できるかどうかを確認すると同時に使用方法などもしっかり覚えておくと良いでしょう。普段さりげなく設置されている消化器は、いざ火災が起こった時の初期消火には重要な役割を果たすものです。日頃関心を持っていなくても見えないところで誰かが整備点検をしています。

 

非日常的と思われがちな災害を人事とは思わず、日頃から防災の意識を持つことでより安全で快適な生活を送れるようにしましょう。

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