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生物に寿命があるように、機械にも寿命がいつかは訪れます。電気を安全に使うために必要なキュービクルにも、同じように寿命が存在します。

 

また、耐用年数といって機械が安全に使用できる期間というものもあります。耐用年数は機械ごとに決まっており、製造会社や販売業者が安全に使えるであろう年数を決めています。食べ物に例えるならば賞味期限のような考え方です。

 

しかし、賞味期限はあくまで安全に美味しく食べられる期間なので、賞味期限を越えても食べられないわけではありません。(腐るほど過ぎてしまうのはダメですが……)

 

そのため寿命という考え方も必要で、しっかりと管理をしていれば耐用年数を超えて使うことも充分に可能となってきます。

 

ただし、キュービクル全体の耐用年数ではなく、部品ごとに年数が決まっているので、消耗が激しい部品は短期間でこまめな交換が必要になってきます。そこで、今回はキュービクルの耐用年数や寿命について紹介していきます。

キュービクルの耐用年数は意外と短かった?


キュービクルの耐用年数は、製造会社や製品によって差がありますが、多くの場合は20年前後と決められています。

キュービクル内の電気機器毎の耐用年数

キュービクルには様々な機器が使われており、修繕がこまめに必要な部品や長期間必要ない部品があります。

 

また、法定耐用年数と実用耐用年数の2種類があり、工業標準化法のJIS規格に基づいて法定耐用年数が定められています。

法定耐用年数と実用耐用年数

法定耐用年数は、法律で安全に機器が使用できる期間を定めています。しかし実際には、製造会社が良いキュービクルや部品を製造しているので、実用耐用年数は法定年数よりも長く設定されています。

 

部品の材料や、高圧受電設備を屋内外のどちらに設置するか、電圧の違いによって耐用年数は変わってきます。部品ごとの耐用年数は以下の通りです。

 

①変圧器(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)
②屋内用ヒューズ(法定耐用年数15年・実用耐用年数15年)
③屋外用ヒューズ(法定耐用年数10年・実用耐用年数10年)
④高圧遮断器(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)
⑤コンデンサ(法定耐用年数15年・実用耐用年数15年)
⑥高圧遮断器(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)
⑦断路器(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)
⑧高圧負荷開閉器(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)
⑨高圧カットアウト(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)
⑩避雷器(法定耐用年数15年・実用耐用年数15年)
⑪計器用変成器(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)
⑫保護継電器(法定耐用年数15年・実用耐用年数20年)

 

実用年数は、法定年数よりも5年~10年ほど長く使用可能な場合が多いと思います。また、製造メーカーによっても年数は変わってくるので確認が必要です。

法定耐用年数は短く設定されている

法定耐用年数は、実際に使用できる年数よりも短く設定しています。やはり高圧電力という危険を伴うものを扱っている機械なので、安全に使用できる年数で設定されています。

 

そのため、法定耐用年数を過ぎてしまったからといって、キュービクルや部品が使えないわけではありません。メンテナンスをこまめに行いながら可能な限り長く使用できるようにしましょう。

減価償却とは?

法定耐用年数は、機器が安全に使用できる期間の目安となる以外にも大切な役割を持っています。減価償却として会計処理をする際に、耐用年数を元に計算をして、経費として処理していきます。

会計処理に必要不可欠

減価償却とは、時間が経過したり使っていくうちに価値が減少してしまう固定資産を購入した場合に、購入費を耐用年数に応じて分割して1年ずつ会計処理を行うことをいいます。

 

購入した物を使用した期間ではなく、法律で定められている耐用年数を元に計算を行います。

計算方法

最も簡単な計算法として、定額法があります。定額法は、減価償却の対象となる物の購入代金を法定耐用年数で割って、毎年同額ずつ計上していく方法になります。

 

例えば300万円のキュービクルを購入した場合、キュービクルの法定耐用年数は15年と決められているので、300万円を15年で割って、1年ずつ経費として計上していきます。

 

この場合は15年間に渡って20万円ずつ減価償却費として計上することになります。また、他には定率法という計算方法もありますが、さらに細かな計算が必要になるので、定額法をお勧めします。

少額減価償却資産の特例

減価償却には例外があり、10万円未満の購入費であれば消耗品費として計上することが可能になります。

 

さらに従業員が1,000人以下の個人事業主や資本金が1億円以下の法人企業の場合で、購入費が30万円未満であれば、青色申告を行うことにより一括で減価償却費として計上することが出来ます。

耐用年数=寿命じゃないの?


耐用年数以外に寿命という考え方も必要になります。しっかりと管理などを行った場合は寿命を延ばすことが出来ます。

 

法定耐用年数<実用耐用年数<寿命、このように実用耐用年数を超えて使用することも可能ではあります。

寿命を延ばすには?

耐用年数を超えて使用するには、メンテナンスが欠かせません。メンテナンスを怠れば、法定耐用年数以下の使用期間で交換や修繕が必要になってしまいます。

部品ごとに寿命は変わる

キュービクルで使われる様々な部品は、寿命に差があり月次点検や年次点検でチェックが必要になります。

 

特に、高電圧の電流が流れているケーブルやトランスなどは負荷が多くかかるため、その分消耗も早くなります。

 

修繕が必要な部品はこまめに交換を行ったりして、他の部品に悪影響が及ばないよう気を付けなければいけません。メンテナンスがしっかりしていて設置環境も良ければ、30年~40年以上にわたって使うことも可能です。

メンテナンスを怠った場合

メンテナンスを怠れば、当然寿命が縮まってしまいますが、それ以上に大きな問題へと繋がってしまいます。部品を交換するだけの問題ではないので、修繕が必要な場合には積極的に交換などの対応をしましょう。

キュービクルの劣化による危険性とは?


上記でお伝えしたように、メンテナンスを怠れば危険な事故へと繋がってしまいます。

劣化による事故

劣化による事故では、屋内や屋外、屋外でもどのような場所に設置されているかで起こりうる事故は変わってきます。

屋内での事故

屋内に設置されているキュービクルで発生する事故の多くはホコリの蓄積による火災や漏電です。点検が行われていても、清掃がきちんとされていないとホコリを介して漏電事故へと繋がってしまいます。

そこから火災へと繋がる危険性もあるので、清掃も怠らないように気を付けます。

屋外での事故

屋外の場合は、雨風にさらされてケーブルや外箱の劣化が進み、そこから砂埃や雨が侵入して漏電を引き起こす事例が多く見られます。

 

点検の際に、錆びついている個所や隙間があれば早急に修繕を行う必要があります。直ちに漏電が起こるわけではありませんが、放置していると気付かないうちに事故へと発展してしまうでしょう。

 

また、海岸の近くに設置されているキュービクルは、塩害にも気を付けなければなりません。内陸よりも錆びついてしまう速度は速く、修繕もこまめに行う必要が出てくるので、点検ではより細かくチェックしましょう。

保守点検の徹底

キュービクルは、電気主任技術者と呼ばれる専門の人が点検を行わなければなりません。月に1度の目視による点検や、年に1度の細かいチェックが必要になります。

 

月次点検では、キュービクルが稼働している状態で正常に作動しているかどうかや、修繕が必要な個所はないかなどのチェックを行います。

 

年次点検では、キュービクルの使用を止めて停電にした上で、普段チェックできない内部を中心にチェックや修繕を行っていきます。これを怠れば、漏電からの火災や、周辺地域の停電により大きな損害へと繋がってしまいます。

メンテナンスの大切さ


人間も機械も、メンテナンスをしっかりと行えば元気な状態を長く維持することが出来ます。キュービクルでは、15年の耐用年数が法律で定められていますが、管理を丁寧に行えば30年以上も使い続けられるでしょう。

 

その為には、電気主任技術者や施設を運営する会社の徹底した保守点検が大切になってきます。点検や管理を怠れば重大な事故へと繋がり、人命にも関わる事態になる可能性もあります。

 

特に、海岸や天候の変化が激しい地域はキュービクルの劣化は通常よりも早まります。より安全に電気を使用するためにも、丁寧なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

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