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私たちの生活や仕事には欠かせない電力ですが、ビルや工場などではキュービクルと呼ばれる高圧受電設備が使用されています。

 

ただし、一般家庭にキュービクルが設置されているわけではなく電柱に付いているトランスと呼ばれるものが同じような働きをしています。

 

キュービクルやトランスは、発電所や変電所から送られてくる高い受電電圧を、施設の用途に合わせた電圧に調整して使用するための機器で必要不可欠な変電設備です。

 

しかし、高い電圧は非常に危険なものでもあるため、施設内にキュービクルを設置をするためにはいくつかの基準を満たさなければなりません。

 

こうした基準は法律でも定められており、設置や点検など、キュービクル を管理するための準備も必要です。

そこで、今回はキュービクルの設置基準や、点検の重要性などについて紹介していきます。

キュービクルの設置基準について


キュービクルを設置するためには、電気事業法で定められている設置基準を満たした上で、管理や点検も行わなければなりません。

基礎知識

まず、キュービクルを必要とする施設や建物はどういったものかというと、一般家庭よりも高い電圧が必要な機械や設備を備えている場所が該当します。

 

一般家庭の場合、電力会社が電線で6,600ボルトの電気を送電し、電柱にあるトランス(キュービクルと同じような働きをする機械)で100ボルトまたは200ボルトの電圧まで下げてから各家庭へ送電しています。

 

しかし大きな工場やビルなどでは、大型のエアコンや機械など、多くの電力を必要とする設備があります。そのため、一般家庭に送電されている電圧では電力不足になってしまいます。

 

そこで電力会社ではなく、施設側で必要な電圧に変換するキュービクルを設置、管理して送電してもらうようになっています。

 

電力会社はキュービクルを管理してもらう代わりに、電気代を一般家庭よりも安くすることでバランスを取っています。他にも、鉄道会社や航空会社などでキュービクルが活躍しています。

設置基準

キュービクルを設置するには安全の確保を第一に考えて、設置基準が設定されます。また、設置する施設によって場所や方法も変わってきます。

基礎

キュービクルを設置する土台として基礎をしっかりと作らなければなりません。コンクリート基礎が最も主流ですが、H鋼基礎と言って、屋上など重量制限がある場合に使われることもあります。

 

予算や設置環境、キュービクルのメーカーによって適切な基礎を作ります。

周囲の保有距離

火災予防条例によりキュービクルを設置するには、周囲の建物と3m以上の間隔を空けなければなりません。また、キュービクルの周囲も点検が出来るスペースを確保しなければなりません。

 

設置の際には所管の消防署へ届け出をしますが、万が一充分なスペースが確保できない場合は、日本電気協会が定めたキュービクルを設置しなければなりません。

雷・結露対策

雷の対策としては、避雷器を設置して換気口・換気装置などの安全を確保しなければなりません。また、結露に対しては使用環境によって対策方法も変わってきます。

 

屋内用に設置する場合には、周囲の温度が‐5~+40度以内で、かつ24時間の平均値は+35度を越えないようにしなければなりません。

 

屋外用に設置する場合には、周囲の温度が-20~+40度以内で、かつ24時間の平均値は+35度を越えないようにしなければなりません。また、設置場所は屋内外関わらず標高は1,000m以下でなければなりません。

騒音対策

騒音の被害が予想される場合には、周囲の建物との遠隔距離や、土台の基礎工事の方法、遮断器・遮音壁の設置などで対策をしていきます。

 

また、屋上や2階以上に設置する場合は、防振ゴムを使って騒音軽減に努めなければなりません。

塩害対策

海岸に近い場所での設置をする場合は、屋内の設置や、塩害対策を検討しなければなりません。特に錆びつきによる劣化が考えられるので、キュービクルのその側には錆止め処理を行い、耐久性に優れた塗料で潮風から守ります。

 

ただし、メーカーや種類によって塗装方法などを考慮しなければなりません。

キュービクルの点検も義務?


キュービクルは電気事業法によって点検が義務化されています。点検を怠れば、電力の供給に影響が出るだけでなく重大な事故にもつながりかねません。

点検項目

キュービクルには高電圧の電流が流れている部品なども多く、劣化も部品によって早いので、定期点検によって状態確認をします。

月次点検

キュービクルなどの高圧受電設備を設置している場合、電気事業法によって月に1回の点検が義務付けられています。点検内容としては以下の項目があります。

①異臭、異音の有無
②劣化、損傷の有無
③過熱の有無
④計器の正常作動
⑤周辺の異常など

キュービクルの外側、内側、周辺など問題がないかをチェックして、問題があれば必要な作業で対応していきます。

年次点検

月に1度の点検では稼働中のキュービクルに異常がないかを点検しますが、年次点検では年に1度だけキュービクルの稼働を止めて、施設内を停電にした状態で点検を行います。

 

それによって、普段点検することが出来ない部品の細かい部分まで点検を行えるので、劣化や損傷の状態を詳しく確認できます。

漏電の危険性

点検を怠れば事故になり、周辺にも被害を及ぼした場合、多額の賠償金を支払わなければならないケースも出てきます。

 

特にキュービクルで1番多い事故は漏電なので、部品の劣化などには特に注意が必要になってきます。

悪天候による劣化

地震や台風など、自然災害によってキュービクルが損傷の恐れがある場合は、臨時点検などで修繕や交換を行います。

 

また、長い期間使用していれば雨や結露、高温状態によって部品や外箱の劣化も確実に起こってきます。外に設置されているキュービクルの場合はこれらの対策はもちろん、海岸地域では塩害も考慮しなければなりません。

その他の原因

その他に、屋内の場合で考えられるのがホコリによる漏電です。計器や設備自体に問題がなかったとしても、清掃を怠れば事故の原因にもなります。

 

点検以外にも、こまめに清掃を行って事故を未然に防がなければなりません。

キュービクルの重要性・役割とは?


キュービクルを設置することによって、様々なメリットもあります。

高圧受電設備

昔は、大きな施設には電気室があり、そこに高圧受電設備を設置して管理していました。しかし、最近では技術の進歩もあり、キュービクルのようなコンパクトで経済的、管理もより簡単な設備が使われるようになりました。

 

大規模な工場や施設では特注の設備が必要ですが、小中規模の設備であれば既製品のキュービクルを使うので初期費用を抑えることも可能になります。

経済的

電力会社の管理ではなく施設側による管理をしているため電気代を安く済ませられますが、メンテナンスをしっかり行うことで、部品の修理や交換が少なくて済み、長期的に見れば経済的にもなります。

耐用年数と寿命

キュービクルに使用されている部品には、法定耐用年数が定められています。耐用年数は、製造メーカーが安全に使用できる年数として決めています。

 

しかしメンテナンスをしっかりと行っていれば、耐用年数を超えて使用することも可能です。実用耐用年数年数が寿命になるため使用環境にもよりますが多くは耐用年数を超えても使用できると思います。

 

その結果、設備にかかるランニングコストも抑えられて設備投資を回収することも可能になります。

ブレーカーとしての役割

キュービクルは単に電圧を調整して送電するだけの役割ではありません。一般家庭においてブレーカーは、家電などの使用電力がオーバーした場合に自動的に電気の供給をストップして保護することで損傷を防いでくれる働きがあります。

 

キュービクルも一般家庭のブレーカーと同じように、施設内の機械がショートしたり漏電した時には、他の設備や建物に影響がないように直ちに電気の供給をストップして保護してくれます。

使用環境を考慮して設置する

キュービクルの設置には、使用環境がどのようなところかを考慮しなければなりません。

 

寒い地域や海岸の地域、天候の変化が激しい地域など、場所によってキュービクルの種類や補強工事なども必要になってきます。

 

また、長期間使用することでランニングコストを抑えたり、初期費用などの設備投資を回収するためにも、メーカーや専門の業者としっかりと協議して設置したほうが良いでしょう。

 

しかし、設置後も事故が起きないように定期点検など管理もしっかりと行わなければなりません。その為には施設側が作業員を雇用したり、外部委託してメンテナンスを行います。

 

施設を利用する人たちが安全に電気を使用するためにも、キュービクルの存在は欠かせません。

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