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自宅においても職場においても、消化器はどこにでも設置できるもっともポピュラーな防災グッズです。

会社や講堂などの大きな建物には設置が義務付けられていると共に定期点検も同時に義務付けられています。

 

一時的な屋外のイベントなどおいても消火器の設置は義務付けらています。そんな時に役に立ってくるのが消火器のレンタルです。今回は消火器をレンタルする場合の手順などをご紹介します。より安全で、かつ経済的なイベント開催のために是非知っておきたいところです。

 

購入、リースの他に「レンタル」という形での設置方法に焦点を当てて見ていきましょう。

消火器をレンタル?

消火器を自分で購入したくない場合は、消火器をレンタルやリースをすることができます。

リースとレンタルの違い

 

レンタルについて

リースに比べて、レンタルという言葉の方が一般的には馴染みが深いのではないでしょうか。日常品ではCD,DVDなど、ビジネスの場においてはレンタカー、パソコンOA機器などのレンタル品を利用することが多いでしょう。

 

レンタルとは、レンタル会社が所有しているものを期間限定で賃貸する仕組みになっています。レンタルされるものは比較的汎用性の高いものが多く新品ではない場合もあります。

 

リースの場合と大きく異なる点は、利用期間が短いということと途中で解約することが可能であるということです。物品の管理も会社側が行います。

リースについて

リースとは一般的に会社の利益等を上げるために業務上で必要になってくるものを取得して利用するためのものです。リース会社が認める適格物件が対象になり、クライアントが希望する機種や機器を選定することができますが、長期の利用が必須となってきます。

 

物品管理はクライアントが行うこととなります。リースの場合は利用期間を定めてその間は解約不可となり、全額回収の契約条件で賃貸借します。

消火器のリース契約の流れ

基本的には「利益を上げるため」に利用するためのリースですが消火器は防災設備なのでその目的も少し変わってきます。

 

消火器のリース契約は、納品から始まり設置維持管理に関する業務を請け負う形になります。具体的にはプロの消防設備士による設置届出書類の作成、消防設備点検資格者による法定点検の実施やその結果報告書の作成、所轄消防への届出業務の代行まで行います

 

つまり単純に品物の貸与としてではなくその管理に関わる業務を請け負う仕組みということになります。

消火器レンタルはどのくらいの値段なの?

では消火器はどのくらいの値段でレンタルしているのでしょうか。一概に価格と言ってもその種類や期間、また契約内容によって違ってきます。その契約の種類や価格の内約を詳しく見ていきたいと思います。同時に消火器のレンタルシステムの内容も見えてくると思います。

消火器のレンタル価格例

では具体的な価格の例を見ていきましょう。ここでは業界で安値といわれているとあるイベント向けレンタルメーカーの場合を例に挙げてご紹介します。

 

一般的にレンタル品として貸出されている消化器の種類はABC粉末式が大半です。中でも代表的なABC粉末式消火器10型の機能と価格を見ていきましょう。

 

ABC粉末式消火器10型

サイズ 幅(W)約215×奥(D)約127×高(H)455mm胴径:直径(φ)120mm 総重量 4.9Kg 薬品重量 3.0Kg 放射距離 3~6m 放射時間16秒

レンタル料金 3日間 ¥1,944(税込)追加料金1日ごとに¥389 一週間料金¥3,888 二週間料金¥5,832 一ヶ月料金¥7,776 追加一週間¥¥3,888

※消火器を使用した場合は別途¥7,022が発生

 

ABC消火器6型OHT‐184

サイズ 直径(φ)98mm×高さ(H)445mm 総重量 3.6Kg 薬品重量 2.0Kg(圧源ガスCO238g) 放射距離 3~6m 放射時間15秒

レンタル料金 3日間 ¥2,160(税込)追加料金1日ごとに¥432 一週間料金¥4,320 二週間料金¥6,480 一ヶ月料金¥8,640 追加一週間¥¥4,320

ABC消火器3型OHT‐181

サイズ 直径直径(φ)85mm×高さ(H)340mm 総重量 2.1Kg 薬品重量 1.0Kg(圧源ガスCO230g) 放射距離 2~4m 放射時間14秒

レンタル料金 3日間 ¥2,160(税込)追加料金1日ごとに¥432 一週間料金¥4,320 二週間料金¥6,480 一ヶ月料金¥8,640 追加一週間¥¥4,320

ご覧の様に購入時もさることながら、薬剤がたくさん入っている10型消火器よりも6型3型が高値となっているところも注目です。

 

価格も機能も最もリーズナブルなのがABC粉末式10型で、住宅でも会社でもよく見られるタイプです。それよりも薬品量が少ない6型3型が高値なのは、その生産量や「手軽さ」面を考慮した価格ということになっていることが予想されます。

消火器リース契約の場合の価格と内約

リース契約の場合はご紹介した通り、長期間の契約となり途中解約はできません。ただしその対象物が消火器となると総額が購入した場合よりも高価になる場合もあり、リース契約での買い出しを実施している業者も少なくなってきています。

 

消火器リースの実例をひとつご紹介します。

・リース期間 5年間。

・リース料金 240円/月(税込)、59回払いです(リサイクルシール付)※転居等によりリースの中途解約を希望の場合、残リース料を一括払い。(料金に支払い後の所有権込)

・リース期間中に消火器の買い取りを希望の場合、残リース料を一括払いで購入可。

・リース期間中に万一消火器を使用した場合、一回まで新品の消火器と交換可。
・リース期間満了等によるリース消火器は引き取りあり。

消火器を選ぶ際の注意点とは?

短期間のイベント会場などにおいては消火器を購入するよりもレンタルを利用した方が圧倒的にお得であることはご紹介した通りですが、消火器と言えどその種類は多種多様です。

 

使用場所や用途のよっては使用できないばかりか、かえって火災を煽ってしまうものがあるので注意が必要です。

 

レンタル品として貸出されている消火器は種類が少なく、最も多いものが「ABC粉末式消火器10型」です。またレンタル業者によっては、数年前に事故が起きたことを期に製造中止になった加圧式消火器を取り扱っているところも少なくありません。

 

つまり、単に安いからという理由でレンタルを利用することも安易に行うことはできず、消火器の使用用途や形式もよく知っておく必要があるということです。ここでは上記で紹介したABC消火器や加圧式消火器がどの様なものであるかを中心にご紹介していきます。

ABC消火器

レンタルの消火器で主流となっている「ABC消火器」の「ABC」の意味をここではご紹介します。

「ABC」というのは火災の種類のことを指します。

A火災 紙、木材、繊維などの可燃物による普通火災を指します。

B火災 灯油などの燃料や油による火災を指します。

C火災 電気による火災を指します。漏電などによる火災も含まれます。

つまり「ABC」消火器というのは上記の火災すべてにおいて対応が可能であるということです。最近では業務用、住宅用共にこのABC対応型の粉末式消火器が主流となっています。

加圧式と蓄圧式消火器

レンタルの消火器には加圧式消火器を適用しているところが多いというお話しはしましたが、消火器には加圧式消火器と蓄圧式消火器という分類がされます。

加圧式消火器

加圧式は炭酸ガスを発生させ急激に圧力を加えることで放射する消火器です。難点は一度レバーを引くと消火剤が無くなるまで放射するので途中でストップすることができないこととレバーがかたく、女性やお年寄りには握りにくいという点です。

 

価格が安いことで普及されましたが、2009年に破裂事故が起きたことがきっかけで製造が中止になり、2022年には全面的に廃止される予定です。

蓄圧式消火器

現在主流になっているのは蓄圧式消火器です。本体に窒素ガスを蓄圧して、レバー操作によりバルブを開くことで消火剤を放出する仕組みです。

 

万が一本体が老朽化など穴が空いたとしても、内圧が上昇することはなくそこからガスが抜けてしまうので本体が破裂する心配がないため、今後は主に蓄圧式に移行される方向です。

 

その他にも二酸化炭素式の消火器がレンタルされている場合もありますが、高熱可燃物には再燃の恐れがある他、窒息の危険性もあるため地下室などでは使用できないことが法令で定められています。

レンタルやリースはその用途に合わせて利用して下さい

消火器というものは火事火災が起こった時にこそ価値を発揮するものであるために、一時的な開催で設置が義務付けられているイベントなどにおいては「使用しないことを前提にした場合」のみお得であることがあります。

 

実際に火事が起こりレンタルの消火器を使用して別途料金が発生するとかえって高値になってしまうことも考えられるということです。つまり購入してしまった方が安上がりになる場合もあるという訳です。

 

つまり必ずしもレンタルが安いという訳ではなく、一時的な利用にしてもその前後の様々な手間や金額を考慮した上で利用することが得策ではないでしょうか。

 

無論、火事や火災は起こらないに越したことはありませんがレンタルの消火器には「設置の義務を果たす役割」が主な用途であり、実際に使用することを想定して設置する場合にはさほど向かないことが言えてしまいます。

 

テロ事件や自然災害が多発している近年において、あらゆる場で消火器の設置が義務付けられます。そんな時に本当にその用途に合った設置方法を選択することにお役にたてれば幸いです。

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