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非常用発電機の設置には、まず基礎工事が不可欠です。なぜなら、基礎がなければ災害時に発電機が転倒し、稼働不能や二次被害のリスクが高まるからです。安全性を確保するために、設置工事には必ず基礎工事が含まれており、信頼できる土台づくりが前提となります。

では、その基礎工事とは具体的にどのような内容なのでしょうか?また、基礎が果たす役割にはどのような意義があるのでしょうか?今回は、非常用発電機の運用に欠かせない基礎工事について、役割・工事の流れ・費用や種類をわかりやすく解説します。

基礎工事の重要性を理解すれば、設置に向けた判断が格段にしやすくなりますので、導入を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

非常用発電機の基礎が果たす役割

非常用発電機を確実に稼働させるには、基礎が欠かせません。その役割は大きく分けて次の3つです。

  • 安全性の向上
  • 振動・騒音防止
  • 水害対策

どれも運用に直結する重要な要素であり、設置前に理解しておくことが大切です。

安全性の向上

基礎の最大の役割の一つは、安全性を高めることです。非常用発電機は災害時に稼働することを前提とした設備であるため、地震などの揺れで転倒すれば設備が故障するだけでなく、周囲に被害を及ぼす二次災害を招く恐れがあります。

そこで基礎を設け、アンカーボルトでしっかりと固定することにより、転倒防止と被害抑制を実現できます。基礎があることで、非常時でも安全に稼働できる環境が整うのです。

振動・騒音防止

非常用発電機は、稼働時に必ず振動と騒音を発生させます。普段は気にならなくても、災害時に長時間稼働する場合には大きなストレスとなり得ます。特に屋上に設置した場合、直下のフロアでは振動の影響を強く受け、建物全体に響くケースもあります。

基礎を設置すれば、コンクリートが底面全体を支えることで振動の伝搬を抑え、騒音を軽減する効果も期待できます。ただし完全ではないため、防振装置など追加の対策が望ましい場合もあります。

非常時の生活環境を快適に保つためにも、専門業者に相談して最適な方法を検討することが重要です。

水害対策

基礎には、水害から発電機を守る役割もあります。

基礎に高さを持たせれば雨水の排水性が高まり、下部の腐食を防止できます。また、台風や豪雨による浸水時でも、基礎が一定の高さを確保していれば発電機本体を水没から守ることができます。

電気設備である非常用発電機は一度水に浸かると重大な故障や事故につながるため、水害対策は欠かせません。屋外設置の場合には特に、基礎を適切な高さで施工しておくことが安全運用の前提となります。

非常用発電機の基礎工事費用の相場

基礎工事費用は、現場の条件や基礎の規模によって大きく変動します。そのため、一律の相場を示すことは難しく、正確な金額を把握するには必ず業者の見積もりを取る必要があります。

ここで重要なのは、見積もりを依頼する際に現地調査を伴っているかどうかです。中には調査を行わずに見積もりを提示する業者もありますが、その場合、実際の請求額が大幅に上振れする可能性があります。なぜなら、基礎工事は地盤や周辺環境に大きく左右されるからです。このようなリスクを避けるためにも、必ず現地調査を実施したうえで見積もりを受け取ることが必要です。

また、非常用発電機を屋外に設置する場合には、設置場所の地盤状況に応じて補強工事が必要になるケースもあります。補強工事を追加すれば当然ながら費用は高額化します。

そのため、工事費用は個々の項目ごとではなく、補強工事を含めた総額で把握することが大切です。特に現地調査の段階で補強の必要性を確認し、全体の予算を見通したうえで判断することが、後のトラブル防止につながります。

基礎工事を含む非常用発電機設置までの流れ

非常用発電機を正しく設置するには、基礎工事を含めた複数の工程を順に踏むことが不可欠です。工事期間中は業者の出入りが増えるだけでなく、大型機材の搬入も行われるため、安全確保のためには事前の共有が重要になります。

特に搬入ルートを社員に周知しておかないと、作業員と鉢合わせして事故が発生する危険があるため注意が必要です。したがって、全体の流れを理解し準備しておくことが、円滑かつ安全な設置工事につながります。ここでは、順を追って基礎工事を含む設置までの具体的な流れを解説します。

  • 整地作業
  • 砂利地業
  • 捨てコンクリートの打設
  • 配筋工事
  • 型枠設置
  • コンクリートの流し込み
  • 非常用発電機の設置
  • 試運転と消防署の確認

整地作業

屋外に設置する場合は、まず整地作業から始まります。大きな石や障害物を取り除き、地面を平らに均す作業であり、雑草がある場合は除去も含まれます。

さらに、非常用発電機は設置後に法令で定期点検が義務付けられるため、点検時の作業性を考慮して周辺環境を整えることも重要です。

砂利地業

整地が完了すると、次に砂利地業を行います。これは地盤を強化し安定させるための工程で、砂利や砕石を敷き詰めて転圧し、基礎を支える力を高めます。

資材の搬入にはトラックを使う場合が多いため、搬入時間を社内で周知し、安全を確保する配慮が欠かせません。

捨てコンクリートの打設

続いて、地面を平らに整えるために捨てコンクリートを打設します。この工程を行うことで基礎の位置決めや配筋作業が正確かつ効率的になります。なお、設置場所が屋内や屋上など、すでに床が固まっている場合にはこの工程は不要です。

配筋工事

基礎の強度を左右する重要な工程が、配筋工事です。

コンクリートだけでは圧縮には強い一方で引張力に弱いため、鉄筋を組み込むことで地震の揺れや荷重に耐えられる構造になります。設計図通りに鉄筋の配置・間隔・本数を守ることが、十分な強度と耐久性を確保する鍵です。

基礎設置の意味を持たせるためにも、欠かすことのできない工程といえます。

型枠設置

配筋が終わったら、基礎を形成するための型枠を設置します。木材や合板、鉄骨などを用いて仮設の枠を組み立てる作業であり、精度が基礎の出来栄えに直結します。強度や安全性を担保するために、極めて正確な施工が求められる工程です。

コンクリートの流し込み

型枠の設置が完了したら、コンクリートを流し込んで基礎を形成します。コンクリートは硬化するまで一定の養生期間が必要であり、その間は立ち入りを制限し、周囲に注意喚起を行うことが欠かせません。

養生期間は季節や気候によって変動するため、工事前に業者へ確認しておくと安心です。十分に固まった段階で型枠を外せば、基礎が完成します。

非常用発電機の設置

基礎が完成したら、非常用発電機を搬入して基礎とアンカーボルトで固定します。搬入にはクレーンを使用することが多く、敷地内に停車スペースが必要です。

スペースを確保できない場合は道路を使用することになるため、交通安全対策や周辺住民への事前周知が欠かせません。クレーンの停車場所や搬入経路は、早めに調整しておくことが重要です。

試運転と消防署の確認

設置後は配線を接続して試運転を行い、正常に稼働するかを確認します。問題がなければ消防署に立ち会ってもらい、届出通りの設備が設置されているか確認を受け、承認を得られれば工事は完了です。

消防署への届出や調整を施主が行うことも可能ですが、専門的な書類や手間がかかるため、施工業者に一括依頼する方がスムーズで安心です。

非常用発電機の設置工事にかかる一般的な期間

非常用発電機の設置工事は、一般的に数週間から数ヶ月と幅広い期間を要します。これは、一律ではなく、発電機の仕様や規模、設置場所の条件、さらに関連法令に基づく事前届出や手続きの有無など、多くの要素によって変動するからです。そのため、工期を把握したい場合は、見積もりの段階で必ず確認しておくことが欠かせません。

特に基礎工事だけを見れば、通常は1週間から2週間程度で完了します。ただし、基礎の大きさや地盤の状態、さらに天候の影響によって工期が延びることもあります。こうした要因を理解したうえで、余裕を持ったスケジュールで計画することが重要です。

非常用発電機の基礎工事の選択肢

非常用発電機の設置においては、基礎の工法を適切に選ぶことが重要です。標準的にはコンクリート基礎が用いられますが、設置環境によっては採用できないケースもあります。

そのため、複数の基礎工事の方法を理解しておくことで、条件に応じた最適な判断が可能になります。ここでは、代表的な基礎の選択肢を解説します。

  • コンクリート基礎
  • H鋼基礎

コンクリート基礎

最も一般的で多く採用されているのがコンクリート基礎です。強度と耐久性に優れ、発電機の底面全体を支えるため安定性が高く、さらに気密性を確保できることが特徴です。

加えて、底部から発生する騒音を遮音しやすいという利点もあり、安全性と快適性の両立に適しています。そのため、多くの現場で標準的に選ばれる基礎工法となっています。

H鋼基礎

屋上など重量制限がある場所では、コンクリート基礎の設置が困難な場合があります。その代替手段として用いられるのがH鋼基礎です。

H鋼(形鋼)をゲタ状に組んで補強する軽量工法で、コンクリートよりも短工期かつ低コストで施工できる点に魅力があります。ただし、発電機の底面が開放されるため気密性が劣り、騒音対策が課題となることがデメリットです。

そのため、基本的にはコンクリート基礎を採用できない環境において選択される補助的な工法といえます。

非常用発電機の基礎工事で押さえておきたいポイント

非常用発電機を安全に運用するには、基礎工事の質が大きく影響します。だからこそ、施工にあたっては必ず押さえておくべき重要なポイントがあります。最後に、基礎工事を検討する際に特に確認しておきたい3つの視点を解説します。

  • 基礎の大きさ
  • 設置場所の選定
  • 業者選びの際の確認項目

基礎の大きさ

基礎の大きさは工事費用に直結するため、最小限の寸法で済ませようと考える方もいます。

しかし、必要最小限のサイズでは強度に不安が残るだけでなく、点検や部品交換の際に作業スペースが不足し、運用面で不便を招きかねません。場合によっては作業効率が落ち、結果的に費用増につながることもあります。

したがって、強度を確保し、維持管理をしやすい環境を整えるためには、ある程度の余裕を持たせた基礎設計が欠かせません。

設置場所の選定

設置場所の選定は、安全かつ効率的な運用を行ううえで極めて重要です。建物から離れすぎると燃料補給や点検作業に手間がかかり、逆に狭いスペースに無理に設置すると、搬入や保守の難易度が上がりコスト増加につながります。

非常用発電機は一度設置すると容易に移動できないため、余裕のあるスペースを確保し、将来的なメンテナンス性も考慮する必要があります。少しでも不安があれば、事前に専門業者へ相談し、最適な場所を選ぶようにしましょう。

業者選びの際の確認項目

基礎の強度を確保するには、施工を任せる業者の選定が重要です。特に注視すべきは実績の有無です。豊富な現場経験を持つ業者は多様なノウハウを備えており、質の高い施工だけでなく、現場条件に応じた柔軟な提案も可能です。

経験があるからこそ、表面には現れないリスクにも対応でき、安心して任せられるのです。非常用発電機の設置で失敗しないためにも、業者を選ぶ際には必ず実績を確認することが大切です。

まとめ

非常用発電機を確実に稼働させるには、強度と耐久性を備えた基礎の存在が欠かせません。基礎は安全を守るだけでなく、災害時に余計なトラブルや不安を避けるための土台となります。

だからこそ、基礎工事は適切な工法で丁寧に行う必要があり、目に見えない部分こそ品質が問われます。そのため、経験豊富で信頼できる業者に依頼することが何より重要です。

費用の安さだけで判断すると、結果的に強度不足や施工不良を招き、非常用発電機の役割を果たせなくなる恐れがあります。費用と品質を総合的に見極め、安全性を最優先にした基礎づくりを行うことが求められます。

創業から60年以上の実績を持つ小川電機株式会社は、多くの非常用発電機の設置に携わり、基礎工事の豊富な経験を積み重ねてきました。さらに、設置後の点検や部品交換、修理まで一貫して対応しており、安心できる長期的なサポート体制を整えています。

積み上げたノウハウを活かし、災害時にも安心できる環境を構築いたしますので、非常用発電機の導入をご検討の方や不明点をお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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