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非常用発電機の選定においては、「ディーゼルエンジンタイプ」「ガスタービンタイプ」「ハイブリッドタイプ」の3つの主なタイプが存在します。各タイプには特徴やメリット・デメリットがあり、設置前にそれらを十分に理解することが重要です。

特にガスタービンタイプは、燃料の保管が簡便で、調達もしやすいため、非常用発電機を選ぶ際に検討すべき有力な選択肢となります。

今回は、ガスタービンタイプに関する基礎知識を詳しく解説し、その特徴やメリット・デメリットをわかりやすく説明します。また、ガスタービンタイプを選ぶ際の注意点や、どのようなケースに向いているかについても触れています。非常用発電機の設置を検討している方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。

非常用発電機の種類

非常用発電機は、主に次の3つのタイプに分けられます。

  • ディーゼルエンジンタイプ
  • ガスタービンタイプ
  • ハイブリッドタイプ

それぞれに特徴やメリット・デメリットがあり、選択する際にはこれらを十分に理解しておくことが重要です。

ディーゼルエンジンタイプ

ディーゼルエンジンタイプは、最も一般的な非常用発電機で、ディーゼルを燃料として使用します。軽油や重油が主な燃料となり、容量やサイズ、機能において多様な選択肢が提供されています。

メリット

  • 燃料単価が安価
  • 選択肢が豊富で、容量やサイズ、機能面で柔軟に選べる
  • 長時間の運転が可能
  • 構造がシンプルで、メンテナンスが比較的容易

デメリット

  • 運転時の振動や騒音が大きい
  • 排ガス(黒煙)が発生する場合があり、環境に影響を与えることがある
  • 燃料の備蓄には法的な規制があり、所轄の消防署への届出が必要
  • 燃料を自分で調達しなければならないため、災害時に燃料調達が難しくなることがある

ガスタービンタイプ

ガスタービンタイプは、LPガス(液化石油ガス)を燃料として使用する非常用発電機です。LPガスは、プロパンやブタンを加圧して液化させたもので、環境に優しいエネルギー源として注目されています。二酸化炭素の排出量が少なく、燃焼時の排出ガスがクリーンである点が特徴です。

ただし、ディーゼルタイプに比べて歴史が浅いため、選択肢はやや限られています。しかし、LPガスはガス業者による定期的な残量チェックと補充体制が整っており、管理が容易であるため、ディーゼルタイプよりも管理面での利便性が高いという点も魅力です。

詳細なメリット・デメリットについては、次の章で説明します。

ハイブリッドタイプ

ハイブリッドタイプは、異なる2つ以上の燃料を使用する非常用発電機です。ディーゼルやガスタービンに蓄電池を組み合わせることが主流で、長時間の電力供給が可能になります。

メリット

  • 長時間の電力供給が可能
  • 燃料補給の手間を軽減できる
  • 2つ以上の燃料を使用することで、柔軟な運転が可能

デメリット

  • 導入コストが高い
  • 蓄電池には寿命があり、定期的な交換が必要
  • 機種数が少なく、選択肢が限られている

ガスタービンタイプの非常用発電機のメリットとデメリット

非常用発電機のタイプ選びでは、メリットとデメリットをしっかり理解したうえで選定することが不可欠です。特にガスタービンタイプには多くのメリットがありますが、それに伴うデメリットもしっかり把握しておくことが重要です。ここでは、ガスタービンタイプのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

ガスタービンタイプのメリット

ガスタービンタイプの主なメリットは次のとおりです。

  • 燃料管理が簡単
  • 災害時の燃料調達が容易
  • 燃料が劣化しにくく長期保管が可能
  • 振動・騒音・排ガスが少ない、環境に優しい

ガスタービンタイプの最も大きなメリットは、燃料管理が容易である点です。LPガスを使用するため、ガス業者による定期的な残量チェックや補充体制が整っており、燃料管理に手間がかかりません。

また、供給インフラがしっかり整備されているため、災害時の燃料調達がディーゼルタイプと比較して容易です。ディーゼルタイプでは燃料を自分で調達しなければならず、災害時には燃料確保が難しくなることがあります。過去の災害では、ガソリンスタンドに長蛇の列ができることもありましたが、ガスタービンタイプではそのような心配が少なく、燃料調達のしやすさが大きな利点となります。

さらに、LPガスは燃料が劣化しにくいため、長期保管が可能です。ディーゼルタイプでは、燃料の入れ替えが頻繁に必要ですが、ガスタービンタイプはその手間と費用を省けるため、管理が楽になります。

そして、ガスタービンタイプはディーゼルタイプと比較して振動や騒音、排ガスが少なく、クリーンな燃焼を実現しているため、環境への影響が少ないという点も大きなメリットです。

ガスタービンタイプのデメリット

ガスタービンタイプの主なデメリットは次のとおりです。

  • 排気風量が大きい
  • 本体価格と燃料コストが高い
  • 機種の選択肢が少ない

ガスタービンタイプのデメリットの1つは、排気風量が大きいことです。ディーゼルタイプに比べると排気風量が多いため、設置場所によっては排気ダクトや換気設備を追加する必要があります。この設備を設置するには、工事費用がかかり、初期コストが高くなる可能性があります。

また、ガスタービンタイプはディーゼルタイプと比べて本体価格や燃料コストが高くなります。特に、初期投資や燃料のコストを抑えたい場合には、この点を理解しておくことが重要です。

さらに、ガスタービンタイプはディーゼルタイプに比べて歴史が浅いため、選べる機種の数が限られています。これにより、用途に応じた機種を選ぶ際に選択肢が少ないというデメリットがあります。

ガスタービンタイプの非常用発電機を選ぶときの注意点

ガスタービンタイプの非常用発電機を選ぶ際には、次の注意点を理解しておくことが重要です。

  • 設置場所
  • 燃料の保管場所
  • 導入コストとランニングコスト

これらは、ガスタービンタイプの非常用発電機を後悔なく導入するための重要な要素です。選定前にしっかりと理解し、考慮することが大切です。ここでは、ガスタービンタイプを選ぶ際に注意すべきポイントについて解説します。

設置場所

ガスタービンタイプの非常用発電機は、ディーゼルタイプに比べて排気風量が大きいため、設置場所の選定には十分な配慮が必要です。設置場所によっては、新たに排気ダクトや換気設備を設置する必要が生じることもあります。

そのため、設置場所を選ぶ際は、業者と十分に相談し、最適な場所を選ぶことが重要です。ガスタービンタイプを導入する前に、早めに業者に相談して、適切な設置場所を決めてもらいましょう。

燃料の保管場所

ガスタービンタイプを選ぶ際には、燃料の保管場所についても考慮しなければなりません。特に、非常時を想定した保管場所の選定が重要です。

燃料と発電機の設置場所が離れすぎていると、燃料補給が手間となり、非常時の対応が難しくなることがあります。そのため、燃料補給のしやすさを考慮し、できるだけ発電機の設置場所と近い場所に保管場所を設定することが望ましいです。

また、燃料の保管量についても事前に計画する必要があります。LPガスは業者との契約により、災害時でも比較的調達しやすくなりますが、災害時には予期しない状況が発生する可能性もあります。したがって、一定量の備蓄が必要です。

ただし、備蓄量は使用する電力量に依存するため、専門的な知識が求められます。そのため、備蓄量の設定については業者からのアドバイスを受けることが重要です。

導入コストとランニングコストの把握

ガスタービンタイプの非常用発電機は、ディーゼルタイプに比べて導入コストが高くなる傾向にあります。さらに、燃料単価もディーゼルより高くなるため、選択前に導入コストとランニングコストをしっかりと把握しておくことが重要です。

また、災害時に燃料補給体制を整えるためには、業者と契約しておく必要があります。ガスタービンタイプの非常用発電機を導入する際に後悔しないためにも、導入コストだけ見積もりを取り、費用を把握したうえで、ランニングコストの計算を行いましょう。でなく、運用コストについても十分に理解しておくことが必要です。

ガスタービンタイプの非常用発電機設置が向いているケース

非常用発電機を選ぶ際には、使用する状況に最適なタイプを選ぶことが重要です。ここでは、ガスタービンタイプが向いている具体的なケースを紹介します。

該当する場合でも必ずしも最適な選択とは限りませんが、事前に知っておくことは非常に有益です。選択に迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

災害時の燃料調達を重視したい方

災害時に燃料調達のしやすさを重視するなら、ガスタービンタイプが最適です。災害時には燃料調達が大きな課題となります。

特にディーゼルタイプの場合、燃料を自分で調達しなければならず、その手間と負担が大きくなります。また、燃料を備蓄していても、ディーゼルは時間とともに劣化するため、定期的な入れ替えが必要です。この点を負担に感じる方も少なくありません。

一方、ガスタービンタイプのLPガスは劣化しにくく、長期保管が可能です。さらに、業者と契約しておけば、災害時でもスムーズに燃料を調達できる環境が整えられます。

そのため、災害時における燃料調達の課題を解決したい方には、ガスタービンタイプが最適だといえます。

管理体制を簡素化したい方

管理体制を楽にしたい方にも、ガスタービンタイプが適しています。LPガスは、ガス業者による定期的なチェックと補充体制が整っているため、特別な管理が不要で、手間がかかりません。

非常用発電機は非常時に使用されるため、平常時からの管理が重要ですが、これは管理者にとってストレスになることがあります。業者に管理を任せることで、日常的なストレスを軽減し、通常業務に集中できる環境を整えることが可能です。平常時の管理を簡素化したい方には、ガスタービンタイプが向いています。

騒音・振動を抑えたい施設

騒音や振動を抑えたい施設では、ガスタービンタイプの非常用発電機がおすすめです。災害時には、通常でもストレスを感じやすいものですが、さらに騒音や振動が加わると、ストレスが増加します。そのため、災害時に安全で快適な環境を提供することが重要です。

特に病院や介護施設など、入院患者や入居者がいる施設では、環境の快適さが安全性にもつながります。災害時に過ごしやすい環境を維持したい場合は、騒音や振動が少ないガスタービンタイプを導入することを検討しましょう。

電力品質の安定性を重視する方

電力品質の安定性を重視する方にも、ガスタービンタイプが適しています。ガスタービンタイプの非常用発電機は、電力品質が安定しており、特に電力の品質が求められるデータセンターなどでは、このタイプが非常に適しています。

緊急時においても確実にデータを守りたい方は、ガスタービンタイプの導入を検討することをおすすめします。

まとめ

非常用発電機には「ディーゼルタイプ」「ガスタービンタイプ」「ハイブリッドタイプ」の3種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。どのタイプを選ぶかは、これらの要素を理解したうえで決定することが必要です。しかし、状況や優先したい点を考慮したうえで選ぶことが求められるため、安易な判断は避けるべきです。

そのため、非常用発電機を選定する際には、早い段階でプロのアドバイスを受けることが重要です。信頼できる業者に相談することで、状況に適した発電機タイプや設置場所の選定が可能になります。後悔しない選択をするためにも、設置を検討する段階で相談を始めることをお勧めします。

ただし、業者選びには慎重を期す必要があります。業者によって経験には大きな差があり、経験豊富な業者であれば、これまでの実績に基づいて柔軟かつ適切な対応が可能です。

非常用発電機は一度設置すると、簡単に入れ替えたり移動させたりできないため、経験に基づくノウハウが重要になります。業者選定時には、実績豊富な業者を選ぶことを心がけ、信頼できるアドバイスを受けましょう。

創業60年以上の実績を誇る小川電機株式会社は、これまで数多くの非常用発電機の設置を行ってきました。多様な現場経験を活かし、状況に応じた最適なタイプ選択や設置場所の提案が可能です。

また、設置工事だけでなく、点検や部品交換、修理にも対応しており、非常用発電機に関するすべてをお任せいただけます。非常用発電機に関してお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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