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年間を通して必要とされている『エアコン』。そのエアコンの中でも家庭用、業務用とあり、大手メーカーでは日立、東芝、ダイキンなどがあります。

 

オフィス内で考えると、業務用エアコンなどの施設管理、空調管理を担当している人事総務の方など、社員が働きやすい環境を作るために日々奮闘している方もあるでしょう。

 

そんな方のため、新しくオフィスを構える人などにわかりやすく、業務用エアコンの基礎知識知っておいて得する情報などをまとめていきたいと思います。

業務用エアコンの基礎知識

『業務用エアコン』と言われただけだと、なんとなく上の写真のようなエアコン商品を想像するだけで詳しい人は少ないと思います。本記事では基本中の基本部分から説明していきましょう。

家庭用エアコンと業務用エアコンの違いとは?

家庭用エアコンはみなさんのお家にもある壁上部に設置されているエアコン、業務用エアコン(又の名をパッケージエアコン)は上の写真のようなエアコンのことを言います。

 

大きな違いと言えば、「冷暖房能力」というのが一番です。家庭用エアコンでも昔と今で比べると効き目は段違いでしょう。しかし業務用エアコンは広さや高さ、使用する用途によって様々な種類があるのです。

業務用エアコンの種類とは?

業務用エアコン(パッケージエアコン)は主に2種類に分けられていて、オフィスやお店などの規模がそこまで大きくない場合に使用される「オフィス店舗用」。

 

ビルや大型施設に使用される「ビル用システムマルチ」というこの2種類に分けられます。一番の違いとしてあげた冷暖房能力は、『家庭用エアコン<オフィス店舗用エアコン<ビル用システムマルチエアコン』となっているのです。

業務用エアコンの形の種類!

現在ではあまり見なくなった形もありますが、その場所によって置いたほうが良い形があります。その種類を紹介していきます。

天井埋込カセット形

先程の上の写真でもありましたが、現在一番主流とされている形の業務用エアコンです。天井部分に埋め込まれているタイプで、配管などは天井内部にあります。

 

その部屋の空間も広く感じることができるのでデザイン性にも優れていてとても人気がある形です。

ダクト形

 引用元:ダイキンHVACソリューション東京

 

本体は天井の内部に埋め込まれていて、ダクトを通り、天井部分に取り付けてある吸込口、吹出口から空調管理を行うタイプのエアコンになっています。

 

どこに吹出口を設置するかで温度や湿度のムラを解消できるので、この形もとても人気があります。

天井吊形、壁掛型(露出設置タイプ)

埋め込み式ではない、天井部分に露出してあるタイプのエアコンになります。昔からある建物などで見たことがある方も多いのではないでしょうか。

床置形(露出設置タイプ)

 引用元:中古厨房機器オンラインショップ コレクト

 

床に置く露出タイプのエアコン。一番のメリットとして言えるのは、設置がとても簡単ということです。この形も古い施設などで見たことがありませんか?
業務用エアコン選びで重要な、性能や形別の選び方について、詳しくはこちらの記事で紹介しています。

オフィスのエアコンは法律で定められているって本当?

オフィスやビルなどに業務用エアコンを設置していない、ということはほとんどないとは思いますが、設置された業務用エアコンを使用し空調を行う際には法律で定められている部分があります。

【労働安全衛生法 事務所衛生基準規則五条三項】

事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。

引用元:安全衛生情報センター

女性は就職、転職の際に空調管理を検討している?

上で書いたように日本では室温を17度以上、28度以下、相対湿度は40~70%にするよう努めないといけない、と定められています。

 

女性では冷え性の人が多いためか、夏場の冷房に寒いと感じてしまう人もいます。そしてこのことから体調不良になってしまう人もいるほどです。

 

就職、転職を考えている人に調査をしたところ約70%の女性が「社内の空調管理」という部分を気にしているということがわかったそうです。

 

日本では夏は24~27度、冬は20~23度、相対湿度は50~60%というのが職場快適基準値に推奨されているそうです。管理を担当している人は徹底しなければならない、と意外に大変な作業に取り組んでいるのです。

オフィスのエアコンの効きすぎで体調不良?

夏場のエアコンの効きすぎで体調不良を起こす人がとても増えていますが、温度差が5度以上あるところを行き来することが多い職業の方では、約40%の人が体調を壊したことがあることがわかったそうです。

 

冷房の効いた部屋で仕事をしている人であっても15%の人が体調不良になった経験があり、酷い場合は「自律神経失調症」になってしまう場合もあります

 

そうならないためにも担当している人は適切な空調管理をしなくてはいけないわけですが、業務用エアコンが故障していたらその管理も上手くいきません。

 

次ではエアコンを正常に作動させるために必要な、掃除やクリーニングに関してを見ていくことにしましょう。

業務用エアコンの掃除の方法、重要性について

みなさんが住んでいる自宅のエアコンの掃除、フィルター清掃などはしたことがありますよね。それと同じように業務用エアコンも定期的な掃除や業者にクリーニングの依頼をしたほうが良いのです。

 

定期的に行う掃除の重要性、自分でできることもあるのか、業者に頼んだ方がいいのかなどをご説明していきたいと思います。

定期的な掃除の重要性とは?

サイズ的には小さめの家庭用エアコンは掃除をしたことがあるけれど、業務用エアコンの掃除はしたことがない、という方が大半だと思います。

 

そもそもなぜ掃除が必要なのか、どのくらいの頻度で掃除したらいいのか、わからない方も多いと思うので一つ一つ紹介していきます。

悪臭の原因はエアコンにあった

エアコンを付けている時に少し臭う、特に付けた瞬間が一番臭う、こんなエアコンは掃除をしてくださいという合図だと言えるでしょう。

 

カビ、ダニ、ホコリの汚れやタバコ、様々な理由がありますが、悪臭の原因でもあります。何よりカビなどは健康上も良くないということはみなさんもよくおわかりだと思います。

故障の一番の原因?

エアコンの清掃を定期的に行っていないとフィルターなどの詰まりによって正常に作動しません。先程の種類のところで紹介した「天井埋込カセット形」のエアコンを見てみてください。

 

真ん中部分に空気を吸い込む部分がありますが、この部分から吸い込み、手前の部分から冷風、温風が出るようになっています。

 

吸い込む部分のカバーを開けるとフィルターが付いてるのですが、そこに汚れがたまっていると正常に作動しないということが起こります。

 

エアコン自体は正常に作動させようと頑張っているのに、この詰まりが原因でなかなか部屋が冷えない、温まらない。こんな経験がある方はエアコンが故障してしまうリスクを見過ごしているかもしれません。

定期的な掃除で寿命が伸びる

エアコンだけではないですが、定期的な掃除、メンテナンスをしておけば一般的に言われている寿命よりも長く使用できる可能性がある、ということがあげられます。

 

実際に言われていることは定期的な清掃とメンテナンスを行っておけば15~20年はもつと言われていて、逆に何も手入れをしていないと6~9年で寿命を迎えてしまうと言われています。

 

交換、買い替えの頻度が上がってしまっては費用もかかることになりますから悪循環と言えるでしょう。本当は15年もつものがその半分以下で寿命を迎えてしまわないためにも定期的な掃除をするようにしましょう。

掃除をしておくことで電気代も節約できる

先程も少しお話しましたが、業務用エアコンは空気を吸い込む部分と吐き出す部分があり、正常に作動させようとしているのに詰まりが原因で作動できない。

 

そうなると余分な力を働かせようとするため、より電力も消費してしまいます。無駄な電力を消費することは地球環境にも良くありません。そうならないためにも掃除は非常に大事だということになります。

 

約4ヶ月放置していた業務用エアコンのフィルター、その汚れたフィルターを掃除することによって15%以上の省エネが見込まれると言われています。

 

ここまでが掃除の重要性、必要性になります。

業務用エアコンの掃除は自分で?それとも業者に頼むべき?

家庭用エアコンではなく業務用エアコンともなると、掃除なども大変になってきますよね。誰にでもできる基本的で簡単な掃除「フィルター清掃」などは自分で行っても問題ありませんが内部の清掃などは専門業者に依頼することをおすすめします。

 

また、専門業者のメンテナンスによって早期の故障を発見できる場合もあり、その発見のおかげで寿命を伸ばす可能性もあります。そして何よりも業者に定期点検を依頼しておくと忘れないでいられる、というのが一番のメリットになるのではないでしょうか。

 

業者に依頼する費用、自分で業務用エアコンの掃除の知識を得るために勉強したり必要な道具を揃えたり。どちらを取るかは本人次第ですが、プロに任せるほうが問題にも気づきやすく、忘れることもなくなるため安心にもなると言えます。

 

業務用エアコンのお手入れについて詳しくはこちらの記事で紹介していますよ。

業務用エアコンの定期点検は行っていますか?

これまで業務用エアコンの掃除、清掃に関してご紹介してきましたが、今回は「点検」という分野に関してとても重要なことをご紹介します。

 

会社内で施設管理を担当している方は、もちろん点検をされたことがあるとは思いますが、きちんと定期的に行っていますか?忘れがちになっている方がいたら要注意です。点検は『義務』となったのです。

 

また、一定規模以上の業務用エアコンを設置しているビルや大型施設の場合『有資格者の点検が義務』ということも把握していますか?

 

なんとなく簡易点検だけでいいや、ということでは罰せられる可能性もあるので、しっかりと基本的な部分は知っておきましょう。

業務用エアコンの点検の義務化について

2015年の4月に『フロン法(フロン排出抑制法)の改正』によって業務用エアコンの点検が義務となりました。

フロン類が充填された業務用エアコンの点検を、点検担当者、管理者が怠ってしまうと以下のような罰則が科せられてしまいます。

・フロンをみだりに放出した場合、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・「機器の点検」、「漏えい対処」、「記録の保管」の「判断基準」に違反した場合、50万円以下の罰金
・国から求められた「管理の適正化の実施状況報告」の未報告、虚偽報告は20万円以下の罰金
・都道府県の立ち入り検査の収去の拒否、妨げ、忌避した場合は20万円以下の罰金
・算定の漏えい量の未報告、虚偽報告をした場合は10万円以下の過料

引用元:日美装建株式会社

担当者がしないといけない点検とは?

業務用エアコンをただ使用した時の動作確認だけでなく、担当者はきちんと点検を行わないといけません。

 

今まで経験してきた方はどんな点検をしないといけないかはわかってると思いますが、これから点検に携わる人の為にもご紹介したいと思います。

・「機器の点検」
簡易定期点検:全ての第一種特定製品
定期点検:第一種特定製品のうち、一定規模以上の業務用機器

・「漏えいの対処」
フロン類の漏えいが見つかった際、修理をしないでフロン類を充填する事は原則禁止
適切な専門業者に修理、フロン類の重点を依頼しなければなりません

・「記録の保管」
機器の点検・修理・冷媒の充填・回収の履歴は、当該製品を設置した時から廃棄するまで保存しなければなりません

・「算定漏えい量の報告」
使用時漏えい量が「1,000CO2-ton」以上漏えいした事業者(法人単位)は、所管大臣に報告義務があります
※1,000CO2-tonはR22・R410A冷媒約500kg、R32冷媒約1,500kgに相当

引用元:日美装建株式会社

点検の詳細をもっと知りたい方へ

上で書いた点検方法ですが、もっと簡単に点検の方法を知りたい、学びたい方は下記のファイルを見てください。

 

詳しく書いてあるのでその点検方法を見ながら確実に行っていくようにしてください。

業務用エアコンの点検方法→ airconditioner.pdf

有資格者の点検が必要な場合もあるって本当?

面積の小さな店舗やオフィスなどに業務用エアコンがある場合は、資格が無い方でもきちんと点検を行い、必要な知識があれば問題ありません。

 

しかし、「一定規模以上の機器がある場合、有資格者の点検が必要」とされています。その資格は『第一種冷媒フロン類取扱技術者』『第二種冷媒フロン類取扱技術者』という資格です。

 

これもまた法で決められているので、しっかり確認しておきましょう。点検方法や資格について、こちらの記事で詳しく説明しています。

 

また、下記引用サイトも参考にしてみてください。

冷媒フロン類取扱技術者に関してはコチラ→ 一般財団法人 日本冷媒・環境保全機構

業務用エアコンの修理はどうしたらいいの?

点検のことを理解できたところで次は修理交換買い替えについて見ていきましょう。業務用エアコンは家庭用エアコンと違い高価になるため、いざ故障となった際には修理依頼をしようと思う方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、一度修理はしたが、今度は違う部分が故障してしまった、という場合は最新の業務用エアコンが次々に発売されているので「省エネ」「エコ」などの点から考えると一概に修理が一番良い方法とは言えません。

 

とりあえず修理をしても、実際は買い替えた方がランニングコストを含めて安く抑えることができた……ということにならないためにも基礎的な部分は把握しておくようにしましょう。

修理?買い替え?きちんとポイントを把握しておきましょう

点検をした後に不備が見つかった場合、修理をするか買い替えるかのどちらかになってきます。その判断基準は何なのかについて詳細に説明していきたいと思います。

購入、設置してからの年数を確認しましょう

一番最初に確認しておかないといけない項目が使用年数です。一般的には以下の4つに分けられるので見ていきましょう。

約1年後の場合

この場合は修理で済ませたほうが良いと考えられます。その理由として保証期間内の可能性が高いからです。

 

保証期間は各メーカーによって違ってくるので、担当者の方は保証書を確認したり、メーカーに問い合わせたりするようにしましょう。

7年未満の場合

この場合は修理、買い替えの両方で検討しないといけない期間になります。定期的な点検をしていない場合は7年未満で故障、寿命を迎えてしまう業務用エアコンもあります。

 

どこが故障したかによって金額が大きく変わってくるのでメーカーや業者に見積もりを出してもらい、コスト面からも考えて金額を見定めましょう。

9年以上経っている場合

このくらいの年月が経っている場合も修理、買い替えの検討が必要になってきます。ただ7年未満の場合と違う部分は、修理を依頼してもメーカーの部品が生産終了になっている可能性があることです。

 

エアコン補修用性能部品の保有期間は、生産を終了してから9年間と定められていることが理由にあげられます。きちんと問い合わせて確かめるようにしましょう。

15年以上経っている場合

15年以上もの年月が経っている場合、修理よりも買い替えのほうがお得になるケースが多いです。2000年(平成12年)よりも前のものをまだ使用している場合は確実にお得になります。

 

その理由としては、より省エネになり機能的な最新の業務用エアコンに買い替えることで省エネに繋がることがあげられます。約半額近くも安くなる、といったケースは稀ではありません。

どこが故障したのかを確認しましょう

シンプルな故障か、それとも内部の複雑な故障かなどによって修理の金額も変わってきます。よくある高額な故障ケースを見ていきましょう。

コンプレッサーの故障の場合

業務用エアコンのコンプレッサーは室外機にある重要な部分、言うならば室外機の心臓と言っても良いところです。室外機の騒音が気になる、摩擦音がするなどの場合はコンプレッサーの異常かもしれません。

 

コンプレッサーの修理は、高額になる可能性が高いので、修理よりも買い替えの方が良い場合があります。さらに最新の室外機はとても静かで音を半分以下にできるケースもあるのです。

冷媒ガス漏れの可能性がある場合

エアコンを使用してもなかなか冷えない、暖まらない。そんな時はフィルターの詰まりや汚れを一番に確認すると思いますが、それでも改善されない場合は冷媒のガス漏れがあるかもしれません。

 

故障原因が冷媒のガス漏れの場合、10万円を軽く超えてしまうケースが多いので、こちらも買い替えを検討することをおすすめします。

修理代金を把握しておきましょう

業務用エアコンのメインの部分や、故障ケースが多い部分に関しては修理代金を把握しておくと便利です。とても見やす一覧表にされたメーカーがあったので参考にしてみてください。

業務用エアコンの修理代目安

 引用元:エアコンフロンティア

 

業務用エアコンの修理や買い替えのメリット、デメリットについて詳しくはこちらの記事で紹介しています。

きちんと金額を比べて判断することが大事

以上のことをきちんと調べ、修理がいいのか、買い替えたほうがいいのかを検討するようにしましょう。

 

業務用エアコンは決して安い金額ではありません。今替えるべきなのか、ランニングコストなども考え将来的に安くなるのはどちらなのかもきちんと計算すると良いと思います。

 

業務用エアコンの細かい金額の計算、どうしたらさらに安くすることができるのかなどについては次をご覧ください。

業務用エアコンの電気代はどのくらい掛かるの?

会社内で施設管理を任された担当者の方は、業務用エアコンの毎月の電気代が気になるところだと思います。できることなら安く抑え、経費削減などで会社に貢献したいところでしょう。

 

業務用エアコンの節電方法や豆知識、家庭用エアコンとの電気代の違い、新旧のエアコンの電気代の違いなどに関してご説明します。

業務用エアコンと家庭用エアコンの単位の違い

業務用エアコンは比較的面積の広いところで使用するため「馬力数」「坪数」などで表します。対して家庭用エアコンの場合は「畳数」で単位はkwで表します。

 

家庭用エアコンの表記が6畳2.2kwとある場合、業務用エアコンは0.8馬力と表記されることになるのです。そもそも単位が違い、細かく計算する際は計算式も変わってくるということを把握しておきましょう。

業務用エアコンの年間で掛かる金額はどのくらい?

使用しているエアコンの機種や、いつ製造されたかにもよりますが、業務用エアコンの年間でかかる電気代は「4万円程度」と言われています。

 

オフィスで使用されている一番主流の機種は「1.5~3馬力」、そして稼働時間などを計算してみるとこのくらいの金額が平均とされています。

 

もちろん最新の業務用エアコンを使用すればエコにも繋がりますし省エネ効果も高くなるので、年間にかかる電気代もさらに安くすることができます。このことを踏まえ、今使用しているエアコン、かかっている電気代などを今一度確認しておきましょう。

電源を消さずにフル稼働が節約になる?

業務用エアコンの場合、出社時、退社時に電源を付けたり消したりすると思いますが、実はこの動作が一番電気代に関係してきます。

 

少し驚く方もいるかと思いますが、省エネ、節約のポイントとして電源を落とさず常に稼働させておく、というのが一番重要と言われています。もちろん設定温度は適正に保つようにしておきましょう。

電気代の計算方法や節約術について詳細は、こちらの記事で紹介しています。

中古の業務用エアコンはどうなの?

少しでも費用を抑えようと思うことは当然ですが、2つ前の部分でお話した修理のところをもう一度良く見てみてください。

 

どのくらい前の製品なのか、前に使用されていた場所の環境、掃除や点検の頻度によってはすぐ故障してしまう可能性も大いにあると言えるのです。

 

中古で販売されている業務用エアコンが5年前の製品の場合、長く使用できても約10年、修理の際にパーツが確実にあるのは4年の間だけ……そういったことからも新品での購入が良いと考えられます。

 

中古の業務用エアコンの特徴や選ぶ上での注意点について、こちらの記事をご参考ください。

保証期間が1~3年の新品がオススメ

インターネットでの販売や、中古製品を取り扱っているお店は多いですが、基本的には新品で購入するようにしましょう。修理のところでもお話しましたが業務用エアコンには保証期間が最低でも1年はあります。長いものでは3年というものもあります。

 

掃除や点検はもちろんですが、それでも予期せぬトラブルはあるものです。そんな時に保証期間内であれば料金もかかりません。なるべくリスクの少ない購入方法を選ぶようにしましょう。業務用エアコンの価格相場について、こちらの記事で紹介していますよ。

 

そしてもし金額を抑えたいという方には、リースやレンタル契約という方法もあります。リースの場合、新品の業務用エアコンを使用でき、金額も安く済ませることができるので検討を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

業務用エアコンのリースやレンタルについて、こちらの記事で詳しく説明しています。

業務用エアコンの耐用年数はどのくらい?

みなさんは法定耐用年数という言葉をご存知ですか?その物自体が耐えられる年数、という意味なのですが、寿命とはまた違います。

 

ここまででご紹介してきた掃除や点検などによっては、人の手で寿命を縮めてしまうことも可能です。しかし耐用年数というのは法で定められた能力自体を見ての寿命のことを指します。

 

この耐用年数は業務用エアコンの種類などで細かく分けられているので、担当者の方はしっかりと把握しておくようにしましょう。

業務用エアコンの耐用年数

同じ業務用エアコンであっても確かに建物の一部として扱われているのかどうか、というところはとても重要になってきます。

 

①建物附属設備に属する冷房、暖房、通風又はボイラー設備
②①と同じではあるが冷凍機の出力が22kw以下の場合
③器具及び備品に属する家具、電気機器、ガス機器及び家庭用品

 

①は耐用年数が15年、②は13年、③は6年になります。このように細かく3つに分けられているので確認しておくようにしましょう。

業務用エアコンの種類別耐用年数

①ダクト形、ビルドイン形
②天井埋め込み形、壁掛け形、床置き形、天吊り型

①は15年、①であっても冷凍機の出力が22kw以下の場合は13年、②は6年となっています。

耐用年数はあくまでも目安

耐用年数は国が推奨する期間なので決して寿命ではありません。ですから、この期間が経ってしまったら交換をしないといけない、というわけでもありません。

 

新しいタイプの業務用エアコンは普通に使用していればどの種類であっても10年は軽く使用することができるので安心してくださいね。耐用年数や寿命、長持ちの秘訣について、こちらの記事で詳しく紹介しています。

業務用エアコンの基礎知識はこれで大丈夫!

業務用エアコンの基本的な部分を詳細に、わかりやすくご説明しました。知らなかった部分が少しでもおわかりいただけて、役立ててもらえたら嬉しいです。

 

何にでも言えることですが、エアコン一つを取ってみても色々調べていくと奥が深いものです。知らない決まりがあったり、種類も豊富だったり、実は間違った認識をしていたり……。

 

法的に定められていることもあるので担当者の方はきちんと把握しておくようにしましょう。そして何よりオフィスや店舗で働く人のためにもより良い環境作りに努めていくようにしてくださいね。

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