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新しくオフィスを構える方、飲食店の経営をこれから考えている方など、業務用エアコンはどんな種類を選んだらいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

あまり広くない場所だから家庭用エアコンでいいか…などと考えて、テキトーに選んでしまうと後々後悔してしまうかもしれません。

 

そもそもエアコンの単位に関してですが、家庭用エアコンはkWで表されるのに対して業務用エアコンの場合は『馬力』で表示されます。前者の◯畳用◯kWという表記は見たことがある方もいると思います。

 

この馬力というのが業務用エアコン選びで最も重要で、その他にはどういった場所、どのような種類(形)を設置するか、というのも大事になってきます。

 

本記事のメインでは業務用エアコンの『馬力』について、そして選ぶ際において最低限把握しておいた方が良い項目についてご紹介していきたいと思います。

業務用エアコン選びのポイント①『馬力』

冒頭でもお話しましたが家庭用エアコンがkWで表すのに対して、業務用エアコンの単位は『馬力』になります。◯馬力といった表記になり、この単位によって冷暖房能力が異なってきます。

 

冷暖房能力が異なるので、適した馬力数の業務用エアコンを設置しておかないと「涼しくならない」「暖かくならない」といった原因になります。

 

さらに、馬力数が足りないものを設置してしまうと、エアコン自体が常にフル稼働状態になってしまいます。そのことから消費電力が多くなってしまう可能性もあります。

 

間違ったものを購入してしまい買い替えが必要になった、電気代が高くなってしまった、などの失敗がないように、馬力の能力を把握しておくようにしましょう。

馬力能力の目安

馬力数 畳数 坪数 平米数
P40形(1.5馬力) 14~20畳 7~10坪 24~35㎡
P45形(1.8馬力) 14~22畳 7~11坪 26~39㎡
P50形(2馬力) 16~26畳 8~13坪 29~43㎡
P56形(2.3馬力) 20~28畳 10~14坪 33~49㎡
P63形(2.5馬力) 22~32畳 11~16坪 37~55㎡
P80形(3馬力) 28~42畳 14~21坪 47~70㎡
P112形(4馬力) 40~58畳 20~29坪 66~97㎡
P140形(5馬力) 48~72畳 24~36坪 82~122㎡
P160形(6馬力) 56~84畳 28~42坪 94~139㎡
P224形(8馬力) 80~118畳 40~59坪 132~195㎡
P280形(10馬力) 100~146畳 50~73坪 165~243㎡
P335形(12馬力) 118~176畳 59~88坪 197~291㎡

 

※上記馬力目安の表は事務所、小さめのオフィスなどの例となっています

設置場所の環境状態を把握

上記のように、事務所や小さめのオフィスなどの場合は表に書かれている面積や馬力数を目安にしてください。ただし、20畳だから1.5馬力で必ず良いとは言えない部分もあります。

 

例えば、基本的に閉め切っている事務所と、人の出入りが比較的多い事務所の場合では空調負荷が異なってきます。前者の場合は目安通りで問題ないのですが、後者の場合は馬力数を一つ上げておく方が良いでしょう。

業務用エアコン選びのポイント②『種類(形)』

業務用エアコン選びで重要なポイントの1つでもある種類。どういったところに設置するのか、どのくらいの馬力数のものにするかも大事ですが、最適な能力であり、最適な形状であることが必要になってくるのです。

 

設置を検討している方は、まずは種類を把握しどの業務用エアコンが一番適しているか、室内機だけではなく室外機前のスペースにも配慮し冷暖房の効果を最大限に発揮させるようにしましょう。

業務用エアコンの種類

どのような種類があるのか、それぞれの特徴を簡単にご紹介していきます。

天井カセット形(4方向)

 画像引用元:けんせつPlaza

 

今現在、業務用エアコンで最も主流となっているのがこの天井カセット形(4方向)です。4方向吹出形になっているので設置した部屋の隅々まで風を送ることができます。

 

空調機を天井に埋め込むタイプなので別途工事が掛かったりはしますが、その部屋の空間をスッキリ見せることができるメリットもあるので、インテリア面を気にする方にも好まれています。

店舗、事務所やオフィスとあらゆる場所に対応可能となっています。

天井カセット形(2方向)

 画像引用元:東海エアコンポ So-netブログ

 

上でご紹介した吹出口が2方向タイプのものになります。4方向の場合は比較的広い場所がオススメになりますが、こちらのタイプは細長い部屋に適しています。廊下や小さめの会議室などに設置するのがオススメです。

天井カセット形(1方向)

上で紹介してきた業務用エアコンの吹出口が1方向タイプのものになります。1方向になるので設置場所は部屋の隅にすることが勧められています。

天井吊形

 画像引用元:エアプライム

 

埋込み型とは違い取り付けが簡単なタイプの天井吊形。現行品では動作音も静かなもの増えているので、飲食店やアパレル店などでも人気があります。

床置形

 画像引用元:ダイキンプロショップ

 

天井吊形と同様に工事が不要で設置ができる床置形の業務用エアコン。天井に設置されていないことからメンテナンスなどがとても簡単で、昔から今に至るまで人気があるタイプになります。

壁掛形

 画像引用元:エアプライム

 

一見、家庭用のエアコンと似ていますが、空調の能力や風量などが業務用エアコン仕様になっているタイプ。家庭用エアコンと操作性が同じ部分もあるというのが一番のメリットです。

ビルトイン形

 画像引用元:エアプライム

 

本体を天井部分に設置、吹出口は本体から離れた場所に配置し、ダクト管でつないで空調管理を行うタイプ。室内機が1台で、吹出口を複数配置できることが大きなメリットです。

天井埋込ダクト型

 画像引用元:エアプライム

 

本体を天井の内部に設置、吹出口、吸込口を本体から離れた場所に配置するタイプの業務用エアコン。よりインテリア重視なタイプになるのでホテルなどの施設にはとても人気があります。

種類を知ることの必要性

業務用エアコンの販売店などでは、「天井カセット形4方向タイプ」「24~36㎡の店舗」のように希望する種類と広さを考え、馬力がどのくらい必要なのかを導き出します。

 

業者への見積もりもとてもスムーズになるので、上記でご紹介した基本的な種類は把握しておきましょう。

 

また、種類一つでその部屋の雰囲気が一気に変わります。室外機は関係なくても室内機は普段目にすることになるので、インテリア面を気にする方はより知っておくと良いと思います。

業務用エアコン選びのポイント③『設置場所』

設置する場所、その場所の環境は業務用エアコンを選ぶにおいてとても重要なことになってきます。本記事の1番目の見出しで『馬力』についてお話しましたが、同じ面積の場所でも設置場所の環境によって馬力数も変わってきます

 

その「環境」で最も重要視しなくてはいけないのが『熱源』になります。飲食店のように熱源が多くなる場所では空調の効果が感じにくくなってしまう為、より馬力数の高い業務用エアコンを設置するようにしましょう。

冷房の空調負担の違い

夏場に冷房を使用した際、空調負担の低い方から順に記していくと以下のようになります。

 

事務所やオフィス、病院や学校など
商店やスーパーマーケット、倉庫やジムなど
理容室、美容室、喫茶店やバーなど
飲食店

 

このように飲食店は一番空調負担が掛かる為、通常馬力よりも高めのものを設置したほうが良いのです。

 

具体的に述べると、事務所やオフィスなどで約24㎡の場合は1.5馬力となりますが、同じ広さの飲食店の場合は2馬力必要とされています。このように『熱源」を考慮し、空調管理を行っていくのがとても重要なのです。

その場に適した馬力数の業務用エアコンを設置しましょう

今回ご紹介してきたように、ただなんとなくで業務用エアコンを設置してはいけない、ということがおわかりいただけたと思います。

 

馬力数が高いとその分サイズも大きくなったり、業務用エアコン本体価格も上がります。しかし、馬力数が足りないものを設置していてもその分電気代が掛かってしまったり、早期故障の原因にもなります。

 

現行品のものは省エネに特化したタイプも多く販売されているので、種類も含め馬力数を間違った設置には注意してください。

 

ご自身がエアコンを設置したい場所の環境を伝えれば専門業者が見積もりを取ってくれるので、空調管理のプロの力を借りてより良い環境を作っていってください。

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