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キュービクルと配電盤の違いを理解することは、導入を検討する上で非常に重要です。これらの違いを正しく認識していないと、運用上のリスクを避けることができません。キュービクルと配電盤は似ているようで、役割が異なり、それぞれに特定の機能があります。安全に運用するためには、この違いをしっかり把握することが不可欠です。

今回は、キュービクルと配電盤の違いを詳しく解説し、それぞれの役割と安全に運用するためのポイントを解説します。キュービクル設置を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

キュービクルとは

キュービクルの理解は、配電盤との違いを明確にするために不可欠です。キュービクルが果たす役割を把握することで、その設置や運用における重要なポイントを理解することができます。ここでは、キュービクルの基本的な知識と役割について解説します。

キュービクルが果たす役割

キュービクルは、電力会社から送られてくる6,000Vの高圧電力を降圧に変換する役割を担います。この変換を通じて、家庭や施設で使用できる100Vや200Vに調整されるのです。

普段、私たちが使用する電力は電柱に取り付けられた変圧器によって調整されていますが、最大需要電力が50kWを超える場合は、受電側で直接低圧に変換する必要があります。この時、キュービクルが重要な役割を果たします。

キュービクルの設置を義務付けられるケース

キュービクルの設置は、電力契約の種類によって決まります。

低圧受電契約では電力会社の変圧器を使用しますが、最大需要電力が50kWを超える場合は高圧受電契約が必要で、その場合にはキュービクルの設置が法律で義務付けられています。この要件を満たさない場合、適切な電力供給ができないため、キュービクル設置は必須となります。

また、キュービクル設置には電気主任技術者の専任や消防署への届け出、検査が求められるため、これらの法令も遵守しなければなりません。

キュービクルの点検義務

キュービクルを設置した場合、定期的な点検が法律で義務付けられています。点検を怠ると法令違反となり、社会的信用を失うだけでなく、万が一事故が発生した際には保険が適用されない可能性もあります。

次の2つの点検が義務として定められています。

  • 月次点検
  • 年次点検

月次点検

月次点検は、毎月実施することが義務付けられている点検です。主な点検項目は次のとおりです。

  • 回路に漏電がないかの確認
  • 機器に異常な温度上昇が見られないかの確認
  • 異音の有無
  • 機器外観の目視点検による異常の有無
  • 電圧・電流測定

これらは短時間で行えるため、安全性を確保するためにも毎月必ず実施しましょう。

年次点検

年次点検は、月次点検では確認できない細かな部分の点検です。点検には時間がかかり、施設内を停電させる必要があるため、事前のスケジュール調整が重要です。特に工場などでは生産スケジュールに影響を与えるため、早めの調整を心がけましょう。年次点検の主な内容は次のとおりです。

  • キュービクル本体や区分開閉器の外観確認
  • 絶縁抵抗の測定
  • 配線トラブル時に電気系統から事故箇所を切り離せるかの確認
  • 蓄電設備の電圧・比重・温度測定
  • 非常用発電機の手動起動・停止確認

これらの点検を確実に実施し、安全な運用を維持することが求められます。

配電盤とは

続いて、配電盤について詳しく解説します。配電盤は、電気を施設内で適切に分配するために不可欠な設備です。

配電盤の役割

配電盤の主な役割は、建物内で電気を分配することです。特に、広い施設や大型の建物では、電気が複数のエリアに分けられ、各エリアや設備ごとに管理する必要があります。この役割を担うのが配電盤であり、高圧または特別高圧の電力を使用する施設に設置されます。

大型商業施設や病院、工場など、大量の電気を消費する施設では、受電した高圧電力を適切に変換し、建物内で安全に利用できるよう調整して配電します。このため、配電盤はこれらの施設にとって必須の設備です。

配電盤の設置場所

配電盤は、キュービクル内部に組み込まれていることが一般的です。キュービクルは箱型の電気設備で、その中に配電盤を含むさまざまな部品が収納されています。

この構造の重要なポイントは、キュービクルに異常が発生すると、建物内の電気が停止してしまうことです。もし電気が使えなくなると、商業施設やオフィスは営業できなくなり、工場では生産が止まり、納期に影響を与える可能性もあります。こうした事態では、迅速な対応が求められます。そのため、キュービクルの管理は24時間体制で行う必要があります。

キュービクルを管理するためには、専門的な知識を持つ有資格者が必要です。なぜなら、キュービクルには常に高圧電流が流れており、安全に取り扱うためには専門的な知識と経験が不可欠だからです。異常を早期に検知し、速やかに業者に連絡することが重要です。

また、業者選びにおいては、対応速度も非常に重要です。電気が使用できなくなると、事業に直接的な影響が出るため、迅速に対応できる業者と契約することが、リスク管理の観点からも非常に重要です。

配電盤とキュービクルの違い

キュービクルは、高圧電力の受電、変圧、低圧配電までを行う電気設備です。つまり、キュービクルには主に3つの役割があります。

その中で、キュービクル内部に組み込まれている配電盤は、低圧配電を担当する部品です。そのため、キュービクルと配電盤の違いが分かりにくい場合がありますが、配電盤はキュービクル内部の部品の一部です。

キュービクルを安全に運用するためのポイント

キュービクルには24時間365日、常に高圧電流が流れているため、リスクを完全にゼロにすることはできません。しかし、リスクを軽減する方法は確実に存在します。

ここでは、キュービクルを安全に運用するために必要な3つのポイントを解説します。このポイントを押さえることで、より安全に運用することが可能になります。

設置前に確認しておくべきこと

キュービクル設置前に最も重要なのは、適切な容量を確認することです。キュービクルにはさまざまな容量があり、容量によって建物内で使用できる電気の最大量が異なります。

キュービクルの容量選定は、コストに大きな影響を与えるため、最初は消費電力ギリギリラインを選びたくなるかもしれません。しかし、消費電力が予想以上に増加した場合、追加のキュービクルを設置する必要が出てきます。

この場合、増設には新たなコストがかかるため、結果的に最初に想定したコストを超えてしまう可能性があります。そのため、容量選定は慎重に行う必要があります。

新しい店舗が追加される場合や新しい設備を導入する場合、消費電力が増えることが予測されます。したがって、容量の選定は一度だけでなく、将来の電力需要も視野に入れて行うことが重要です。

容量選定は電力計算などの専門的な知識が必要なため、信頼できる業者に相談し、アドバイスをもらうことをおすすめします。

信頼できる業者への依頼

キュービクル設置後、定期的な点検が義務付けられているため、業者選びは非常に重要です。設置業者に点検を依頼することが多く、その後も長期的に依頼を続けることになるため、信頼できる業者に依頼することが成功のカギとなります。

業者選びのポイントは、対応範囲、対応スピード、実績の3つです。

対応範囲

一部の業者は設置や点検のみ対応し、部品交換や修理には対応しないことがあります。このような業者を選ぶと、後に部品交換や修理が必要になった場合、外注することになり、その費用に仲介手数料が上乗せされます。これにより、無駄なコストがかかることになります。

部品交換や修理も対応している業者を選ぶことで、余計な費用を防げるため、業者選びでは対応範囲を確認することが重要です。

対応スピード

対応スピードも重要です。

キュービクルが故障すると、電気の供給が停止し、業務に支障をきたします。特に商業施設や工場では、売上や生産に直結するため、迅速に対応してくれる業者と契約することが不可欠です。

業者選びの際は、メールの返信速度や電話対応の速さなど、普段の対応の速さにも注意を払うことをおすすめします。

実績

業者の実績も重要です。実績が豊富な業者であれば、施設の状況に応じた提案を受けられるだけでなく、将来的な電力需要の増加にも柔軟に対応してくれることが期待できます。

これにより、長期的な運用でも安心して利用することができます。業者選びの際には、必ず実績を確認しておくことを忘れないようにしてください。

費用の安さだけで業者を選ばない

業者を選ぶ際に、料金の安さにひかれることはよくあります。しかし、キュービクルの安全な運用を実現するためには、価格だけで業者を選ぶことは避けるべきです。質の高い工事と点検を提供する業者を選ぶことが重要です。もちろん、費用も大切な要素ですが、それだけで業者を選ぶことは無謀です。

格安の料金を打ち出している業者の中には、部品交換や修理費用が割高に設定されていることもあります。安さだけに焦点を当てて選ぶと、後で予想外の高い費用が発生することもあるため、料金の見積もりだけでなく、全体的なサービス内容をしっかり確認することが求められます。

キュービクルを安全に運用するためには、業者選びの際に質を最優先し、費用の安さだけで判断しないようにしてください。安全性と長期的なコストを考慮した上で、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。

まとめ

キュービクルは、高圧電力の受電、変圧、そして低圧配電を担う重要な設備であり、さまざまな部品で構成されています。その中で、配電盤はキュービクルの一部として低圧配電の役割を果たします。このため、キュービクルと配電盤の違いに悩むことがあるかもしれませんが、配電盤はキュービクルを構成する部品であることを理解しておけば問題は解決します。

キュービクルは配電盤以外にも多くの部品が組み込まれており、安全な運用を実現するためには信頼できる業者による質の高い点検が必要不可欠です。業者選びが重要な理由は、業者ごとに経験やノウハウに大きな差があるためです。

経験豊富な業者であれば、さまざまな状況に対応でき、リスク管理や安全性を確保するための知識が豊富です。したがって、業者を選ぶ際には、その実績を確認することが非常に重要です。

創業60年以上の小川電機株式会社は、数多くのキュービクル設置実績を持ち、顧客のニーズに応じた適切な容量選択と安全な工事を提供しています。また、部品交換や修理にも対応しており、キュービクルに関するすべてのサービスを一括で任せることが可能です。

長年の経験に基づくノウハウを活かした安全で信頼性の高い設置をお約束いたしますので、疑問や不安があれば、お気軽にご相談ください。

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