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この記事ではキュービクルに含まれているかもしれない、「PCB」ついて詳細と検査法、処分方法をまとめています。

 

長年キュービクルを扱ってきた実績のある小川電機株式会社の前田さん(一級電気施工管理技士)に、「PCBの検査や処分について知っておくべきこと」というテーマで話を伺い、プロの目線からご回答頂いた内容を記事にしています。

 

PCBとは何か

PCBとは「ポリ塩化ビフェニル化合物」の略称で、人工的に作られた油状の化学物質です。ダイオキシンの一種です。

 

・水に溶けにい
・沸点が高い
・熱で分解しにくい
・不燃性
・電気絶縁性が高い

 

という性質があり、「絶縁油」として1954~1972年に生産されたキュービクルのトランスやコンデンサに使用されていました。

 

しかし1968年に起きた「カネミ油症事件」でPCBは人体に害があることが発覚し、以降いかなる製品にもPCBは使用禁止になりました。

 

1990年までに製造されたキュービクルにはPCBが含まれている可能性があり、事業者はPCBが含まれた製品を処分することが法律で義務付けられています

 

補足1:カネミ油症事件とは

1968年にカネミ倉庫株式会社が製造していた食用油にPCBが混入し、その食用油を口にした方にさまざまな障害(頭痛、手足のしびれ、胎児の異常など)が起きた事件です。

 

認定患者数は2,353人(2021年現在)、14,000人が健康被害を訴えた大きな事件となり、学会の国際会議でも「YUSHO」という名称がついている。

 

 

補足2:環境省 資料一覧

ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の期限内処理に向けて

 

PCB廃棄物を保管している事業者のみなさまへ

 

電気室やキュービクルなどを念のため確認してください !!

 

 

PCBが含まれたキュービクルの処分について

「2028年までにPCBの全廃」を目指す国際条約が存在し、日本でも平成13年6月22日に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」、いわゆるPCB特措法が公布され同年7月15日から施行されました。

 

PCBを含むキュービクルも処分が義務付けられており、処分責任は事業者様にあります。

 

 

前田さん(1級電気施工管理技士)
前田さん(1級電気施工管理技士)
小川電機ではまずオーナー様に、PCBの検査をされているか必ず確認しています。

 

検査をご希望される場合は、提携している検査業者にお繋ぎ致します。

 

 

以下では、

・今使っているキュービクルにPCBが含まれているか「特定」する方法

・PCBが含まれていた場合の「届け出」の仕方

・処分日までの「保管」のポイント

・処分当日の流れ

をそれぞれ解説します。

 

今使っているキュービクルにPCBが含まれているか「特定」する方法

シリアルナンバーから確認する方法と、成分分析により直接確認する方法の2つがあります。

 

確認方法1:シリアルナンバー

日本電機工業会のホームページから簡易検索することができます。

 

「機器」と書かれた項目から「1. 油入変圧器(トランス)」「2. コンデンサ」を選び、それぞれのメーカー名を選択することで、PCBが含まれている機器のシリアルナンバーを見ることができます。

 

確認方法2:成分分析

シリアルナンバーから判断ができなかった場合、成分分析をして検査証明書を発行する必要があります。専門の業者に検査を依頼ください。

 

検査時は一度停電をしてトランスから検体用に絶縁油を抜く必要があります。

 

PCBが含まれていた場合の「届け出」の仕方

「電気事業法」と「PCB特別措置法」に基づく届け出が、それぞれ必要です。

 

電気事業法に基づく届け出

各産業保安監督部に使用届出書を提出する必要があります。詳しくは経済産業省のこちらのページをご確認下さい。

 

事業所の住所ごとに管轄の保安監督部が違うため、上記のページを確認いただいた上で届け出を行ってください。

 

PCB特別措置法に基づく届け出

こちらは環境省のホームページに情報がまとまっています。各県の都道府県知事に届け出を提出する必要があり、「廃棄見込み」「廃棄終了」など項目も複数あります。

 

 

PCB処分日までの「保管」のポイント

届け出から処分まで最低でも6ヶ月はかかります。

 

その間処分するキュービクルを安全に保管する必要があり、以下のことに注意してください。

 

・物理的に人が近づけないような設備の用意(囲いを設けるなど)

・PCBがキュービクル外に漏れないような措置

・張り紙やステッカーの設置

とにかく処分までの期間に、事故が起こらないよう努めてください。

 

処分当日の流れ

処分専門の業者に依頼するため事業者側で行う作業はほとんどありませんが、マニフェストの受け取りと立ち会いが必要です。

 

キュービクル回収後2ヶ月を目処に、処理完了を通達する「マニフェストD票」が届き全工程が終了です。

 

前田さん(1級電気施工管理技士)
前田さん(1級電気施工管理技士)
「廃棄料金」は、キュービクルを処分業者の処分代として勘定されていることがほとんどです。

 

低濃度PCBのキュービクルの場合

PCB濃度が5,000mg/kg以下の場合、「低濃度PCB」と呼ばれます。

 

この場合は、課電自然循環洗浄を行うことで、継続して使用できる場合があります。

 

PCBを無害化することによって使用できるので、製造メーカーや管理者で相談しながら対応を進めていくのが良いでしょう。

 

「小川電機株式会社」について

今回取材にご協力頂いた小川電機株式会社は、設立から50年以上続く電材総合商社です。

キュービクルをはじめ様々なオフィス家電、マンション大型家電など、全国に強い流通ネットワークを持っています。

会社名 小川電機株式会社
会社設立 1963年(昭和38年)3月21日
事業内容 電設資材・住設機器・家電製品の総合卸商社
所在地 大阪本社:〒545-0021 大阪府大阪市阿倍野区阪南町2丁目2番4号
東京支社:〒108-0023 東京都港区芝浦2-15-16 田町KSビル2F

他多数

資本金 90,000,000円
代表者 代表取締役会長 小川 能理夫
代表取締役社長 小川 淳三
従業員 365名(グループ計)
ホームページ https://www.ogawa.co.jp/

 

「電気施工管理技師」「電気工事士」など社員の専門資格取得も積極的に推進しており、キュービクルに関しては国内トップクラスの知見を持つ企業です。

中古キュービクルの設置を検討されている、選び方に不安をお持ちの方はぜひ一度小川電機にご相談ください。

 

この記事の監修者:前田恭宏さん

氏名 前田恭宏
経歴 小川電機勤務歴35年。年間15~20基、過去5年で100基以上のキュービクル取扱実績有り。1級電気施工管理技士。

 

 

まとめ

PCBが高濃度含まれているキュービクルは、早急な廃棄処理が必要です。

 

施設、キュービクルを管理する会社によって予算などの課題もあるかもしれませんが、国や自治体による補助金制度もあるので活用しながら進めることをおすすめします。

 

PCB処分についての疑問点や、キュービクル交換時のポイントについてはお問い合わせいただければ、前田をはじめとした専門のスタッフがご対応致します

 

 

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