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皆さんは「キュービクル」を見たことがありますか?そもそも「キュービクルって何?」という方のためにほんの少しだけご説明致します。

 

正式には「キュービクル式高圧受配電設備」と呼ばれることが多く、電力会社から送られてくる高圧な電流を低い電圧に下げることによって、家庭などでも使えるようにするための設備のことをいいます。高圧受電設備は、主にビルや工場、病院などで設置されている他、50キロワット以上の電力を消費する家庭にも設置されています。

 

金属製の四角い箱型のものがほとんどで、皆さんの職場の地下室やビルの脇などで見かけたことのある方は多いと思います。

 

今回はキュービクルを設置する上での正しい離隔距離についてご説明致します。「離隔」とは設置の上で壁や他の物からの間隔のことを指します。

 

パソコンやプリンター、エアコン等の空調設備の設置によりキュービクルの需要が多くなることが予測される中で、正しい設置の仕方を理解して、安全で快適に電力を活用していきましょう。

キュービクルの正しい離隔距離とは?

それではキュービクル設置の正しい離隔距離を学ぶために、まずはキュービクル設置の規定などを詳しく学んでいきましょう。

なぜ離隔距離が必要なのか

そもそもキュービクルは電力会社で発電される高圧な電気を受電するための機器なので、当然のごとく高温高熱に耐えられるような造りで、その周辺環境も安全なものでなくてはいけません。

 

キュービクル自体の耐久性や、その周辺環境に不備があったためにもし事故や故障があった場合には、建物等の電力供給が途絶えることにより多くの企業に影響を与える原因になるばかりか火災などの原因にもなりかねません。

 

そういった危険性から設置周囲の環境を守るために消防法などで設置基準が定められ、正しい離隔距離の規定が設けられているのです。

定められている保有距離

屋内に設置する場合

点検を行う面は0.6m以上。操作を行う面は1.0mに加え保安上有効な距離(扉の開閉ができる距離または扉が開いた状態で人が作業できるように確保する距離)以上。

 

溶接やネジ止めで固定されている場合などの構造で換気口がある面は0.2m以上とされています。

屋外に設置する場合

屋外に設置する場合は、建築物等との離隔距離と金属性の箱の周辺の距離を確保する必要があります。具体的な規定は、建築物から3.0m以上の距離を確保すること。ただし建築物が不燃材料で造られている場合や外壁で覆われていて開口部がないものと面している場合はこの限りではありません。

 

また、金属性の箱周辺の保有距離に関しては、1.0mに加え保安上有効な距離以上。ただし、隣接する建物の部分が不燃材料で造られていることに加え、建築物等の開口部に防火戸やその他の設備が設置されている場合は、屋内に設置する場合と同様に距離を保てば良いとされています。

キュービクルの認定制度

(社)日本電気協会はキュービクルに対して、火災時に人命救助、避難救助、または消防用電源の確保のための受電設備のうち、高圧受電のものには認定基準を定め、厳重な書類審査と現場審査を実施した後、合格したキュービクルに認定証を交付しています。

 

その中に、「消防庁告示7号および8号」の基準に適合しているというものもあります。更に消防法により、消化及び避難活動が円滑に行えるように3種の非常電源(①非常電源専用受電設備②自家発電設備③蓄電池設備)の設置を義務付けています。

 

また認定品でないものも条件を満たせば受電は可能です。告示要件は臨時境界から3.0m以上の距離確保、3.0mの距離が確保できない場合は、高さが非常電源専用受電盤設備の最高以上で、不燃材で造った塀を設置することが条件となります。

キュービクルを設置後の点検の重要性とは

キュービクルの法定点検

キュービクルの設置にあたっては離隔距離の既定以外にも、定期的な点検も法令で定められています。電気事業法ではキュービクルの保安管理は、その使用者の責任にすべきものとされており、電気主任技術者を選任する義務があります。

 

キュービクルの点検にあたっては、告知→点検→報告書作成→違法箇所の指摘及び法令に沿った修理の提案、といった流れで行われます。法定点検は月に1回及び年に1回全館停電して行われます。

 

キュービクルの設置は電力会社を通さずに高圧電力を安く受給できるというメリットがありますが、その一方で、使用者側が電気事業指定法及び電気事業法施行規則に基づく保安規定を守ることが義務付けられます。

キュービクルの箱の点検規定

キュービクルには外部接続に関する安全面も考慮され、箱に対しても定期点検が義務付けられています。そのチェック項目は以下の通りです。

 

表示灯(カバーは不燃性または難燃性の材料であるものに限る)、電線の引込み口及び引出し口、第七号の換気装置、電圧計、電流計、周波数計計器用切替スイッチ、その他操作等に必要な計器類。

電気事故と監視のシステム

元来のキュービクルの点検では、年に一回の法定点検の他、月次点検、一定期間ごとの電気主任技術者によるキュービクルの測定と点検が行われます。

 

しかし近頃は、IT機器の導入などにより長時間の停電がもたらす被害で点検後の漏電の発生に気付かず、次の点検まで放置されてしまうことも大いに考えられます。そういった事態は火災事故につながる原因ともなります。

 

そういった危険性を考慮した上で、警備会社によっては法令点検とは別に24時間の「監視システム」を導入しているところもあります。

 

その監視内容は絶縁監視(漏電などによる絶縁レベルの低下を監視し一定以上の漏電が発生した時に通告)、停電監視(監視装置は停電時でも作動)、トランス温度監視(トランスの温度が一定より上がった時に通告)など、警備会社によっても様々です。

太陽光発電にもキュービクル設置

太陽光発電所は現在増えてきていますが、その容量が50kw以上であると「高圧連系」に分類され、キュービクルの設置が必要になります。ただしこの場合、連携区分はパネルかパワーコンディショナーのどちらかで電気容量は小さい方を基準にして決めます。

 

要するにパネルの容量が60kwを超えていても、パワーコンディショナーの容量が50kw未満なら低圧連系とみなされ、キュービクルを設置する必要はなくなる訳です。

キュービクルの寿命、耐用年数はどのくらい?

キュービクルの耐用年数というのは、実は一概には言えません。そもそもキュービクルというのは、受電用の配電機器やそれを繋ぐ配線などが収められている箱です。従って箱の中の機器もその耐用年数は様々です。

 

ただし、キュービクルに設置される基本的な機器には法定耐用年数というものが定められています。具体的な耐様年数に焦点を当てて見ていきましょう。

法定耐様年数に分類される機器の種類

キュービクルの箱の中に収められている受電用の機器の種類は様々です。それらの機器でどのキュービクルにも基本的に収められているものに関しての耐様年数は法定で定められていますが、その年数は実際に使用できる年数よりもやや短めに設定されています。

 

ただし、その理由は減価償却を伴う償却資産の問題なので法定耐用年数が過ぎたからといって使用できない訳ではありません。

変電気

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安20~25年。

ヒューズ(屋内)

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安15年。

ヒューズ(屋外)

法定耐用年数10年、実用耐用年数の目安10年。

コンデンサ

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安15年~20年。

高圧遮断器

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安20年。

断路器

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安20年。

高圧負荷開閉器

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安20年。

高圧カットアウト

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安20年。

避雷器

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安15~20年。

計器用変成器

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安20年。

保護継電器

法定耐用年数15年、実用耐用年数の目安20年。

機器の法定年数はあくまでも交換の目安として定められていますが、キュービクルを安全に快適に活用するために、月次の点検などで法定年数を提示された場合には、機器交換のための費用や予算を確保するなどして備えておくと良いでしょう。

キュービクルにはメリットがいっぱい

ここまではキュービクルの規定離隔距離、法定点検、耐用年数などを説明してきましたが、キュービクルを使用するメリットは沢山あります。

 

そのひとつに挙げられるのが「安全性」です。キュービクルの内部には高圧電流を集めるための大切な機械がたくさん入っています。しかしその機械は頑丈な金属の箱に守られています。

 

しかもその箱にも点検義務がありますので人や小動物による「感電」のリスクが少ないことと内部機器の破損のリスクも少ないといえるでしょう。

 

もうひとつはコストパフォーマンスに優れているということです。キュービクルは主要電源をコンパクトに金属箱に収納することにより、少ない面積でたくさんの電気を集めることができます。

 

つまり、電気単価がお得になるばかりではなく、坪単価が高い都市部においても設置することが負担が少なくてすむというところにもあるのです。

 

普段さりげなく建物の屋上や庭に設置されている無骨な箱には実はそんな事情があったのです。日本ではこれからもよりたくさんの電気を使用する時代になってきます。その日本を支えてくれる「縁の下の力持ち」としてキュービクルにもっと関心を向けてみてはいかがでしょうか。

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